屏風滝



Data 住所 三重県熊野市
(駐車スペースを指す)
評価(5段階) ★★★★★
難易度(5段階) ◆◆◆◆◆
現地へ 新宮市の北西。
「子ノ泊山」の向かう立間戸谷沿いの登山道を利用し2〜3時間。
谷近くの道路沿いに3〜4台の駐車スペース有り。
コメント 立間戸谷には名瀑が三つもある大変贅沢な所です。「屏風滝」「源助滝」「牛鬼滝」、どれも特徴のある滝で、どれも絶景です。

汚い写真を掲載するのは申し訳ないですが、これでも見れる写真なのです。
この日は大雨。あたりはガスに包まれ「幻想」とは言えないくらい白い世界になっていて、更に雨のお陰で滝は物凄い水量になっており、辺りは水飛沫と雨で普通に目が開けられない状況でした。

この日が私のGW最終日で、前日も雨だったことから日程がずれ込んでしまい、強行で進みました。
日が出ていない早朝4時にヘッドライトを装備して歩き始め。このようなスタートは初めてです。
心強いのは、mixiで知り合った「三重の汚点」さんの誘導があった事。単独で知らない場所、更にヘッドライトで歩き始めるのは無茶です。
暗い中、ライトの光を頼りに立間戸谷の川沿い右岸を進みます。ここは登山道なのでしっかりとした踏み跡、マーキングがあり安心です。
やがて道は左岸に移るので渡渉します。最初から沢靴を履いてのスタートなのでジャバジャバ入っていきましたが、暗闇のなかライトの光で水面を照らして進むのは怖かったです。
歩いていると再度右岸に渡渉。ここからは一旦、川から離れ山道となり登りが続きます。途中は高度感のある場所を歩きますが、しっかりとした登山道です。
尚、この登りが始まり川から離れる辺りで「源助滝」が木々の間に見えます。分かり辛い分岐を右に進めば滝壺から見れます。
登りを終えるとまた川沿いに戻り、「けやき平」というわりかし広い空間に出ます。
ここから登山道は左岸に進み川から離れていくのですが、滝は当然川の上流にありますので、ここで登山道とはお別れし沢の遡行開始です。
大きな岩がゴロゴロ。増水のお陰で水は激しく釜となっていたりと中々進みづらい。
岩を越えたり、右岸・左岸に巻いたりと進める道を探しながら上へ上へと目指します。
20〜30分程進むと、川は2股になります。
右が本流、この上に「牛鬼滝」があります。
屏風滝は支流の左側の沢にあります。
その2股から10分程進むと、ついに滝がお目見え。大岩ばかりの空間に落ちており、滝を見るには首を上に向けていないと見えません。
ほとばしる滝水。幅広く迫ってくるように落ちてくる姿に圧倒されます。
滝の左には100m級の屏風岩と言われる絶壁が聳え、物凄い世界です。
これで晴れていれば目眩を起こす絶景を見れたはずなのですが、上部はほとんどよく見えず。非常に残念でした。

4時5分 立間戸谷 駐車場出発(ヘッドライト装着)
5時40分 けやき平 通過
6時20分 屏風滝
7時30分 牛鬼滝
9時15分 源助滝
10時15分 駐車場 到着

※休憩・撮影時間を含む


改めて、この滝へ案内して頂いた「三重の汚点」さんに感謝いたします。
他写真
訪問日 2008/05/11

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