以前、氷瀑のイエローフォールを訪れたついでに立ち寄った以来、二度目の訪問です。
駐車場の案内は明確。滝に至る歩道もよくよく整備されていて歩きやすい。かといって、ゴリゴリに人の手を加えてる訳ではなく自然美が活かされています。
新緑の木漏れ日を受けながら優しい歩道を進み5分程で滝前に到着。
うん、いい(゚∀゚)!!
凄く気持ち良い!
裏磐梯ではメジャーな観光地として紹介されている滝なので、シーズン(新緑〜紅葉)中は人も多いだろうと思うと良いイメージは持っていませんでした。
観光地の滝は万全を期して柵が設けられていたり滝前は立ち入り禁止になっていたりで近付けない事が多いのです。
行きたくても行けないなんて、蛇の生殺しですよ。
観光地の滝には本当に毎度泣かされる。駐車場代取られたり、入場料取られたり、早朝行ったら警報鳴るし、etc.etc。なので結構不快になって帰る時もあります。
そりゃ聖帝サウザーさんも嘆きますよ。
(滝前への)愛ゆえに滝人は苦しまねばならぬ!!
(飛沫への)愛ゆえに滝人は悲しまねばならぬ!!
(滝下への)愛ゆえに・・・
とね。
そして結論はこうです。
こんなに苦しいのなら悲しいのなら・・・・・・・・・・・
観光地の滝などいらぬ!!
退かぬ! 媚びぬ! 省みぬ! って叫んじゃいますよ。
でもこの小野川不動滝はそうじゃなかったです。
まず豊富な水量を落としており、遠目からでも力強さを感じられる滝です。
横幅が広いのも魅力の一つ。図太いって言葉が似合うような立ち振る舞い。
そして、膨大な水量をこれでもかと叩き落とす事で周囲は生き生きした飛沫に包まれています。
対岸に渡る橋が設けられていて表情の変化も楽しめる。この橋には整備に感謝です。
何よりも素晴らしいのは、観光地なのに滝前に対して全く規制されていないため、堂々と滝前に行ける事です。
当たり前ですが濡れた岩は滑り、転倒する恐れがあるので注意して下さい。
めっちゃずぶ濡れになりました。めっちゃ気持ち良いです。滝はこうでないとね! サウザーさんもさぞかしお喜びの事でしょう。
観光客がひっきりなしに来るので、滝前にいると皆さんの邪魔になりますので、程々で退きます。
沢登りで出会う滝ならそんなの気にせず好きなだけ滝前にいますが、観光地はやっぱりそうは行かないですね。それは仕方ないですが、とにかく飛沫を浴びられて良かった。
良い滝と、程良く整備された環境。素晴らしい観光地でした。
ちなみに左岸を見ると廃道と階段が見えました。それを辿れば小野川不動滝を越えて、奥不動滝へと向かえるかも知れません。
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