玉川 支流 大深沢
大深沢ナイアガラの滝
| 所在地 | 秋田県仙北市
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|---|---|
| お勧め度 | ★★★★ |
| 難易度 | ◆◆◆◆◆ |
| 訪問日 | 2025/10/12 |
2025年10月20日
甘いジュースに入っている成分はご存じ、果糖ブドウ糖液糖。
そして今回の滝行きは格闘・奮闘・死闘でございました。
事前情報として距離が長い、藪漕ぎが大変と分かっていましたが、それならなんとかなるだろうと自信を持ってましたが、考えがたっぷり甘かったですね。
辛酸を舐めさせられました。
久しぶりの再会。
タカヒロさんに声を掛けて頂き、秋田へ喜んで参戦です。ホント、また滝活を再開してくれて嬉しい。
前日は八戸市の日帰り温泉に入って、その付近の公園でテント泊。
熊の心配はほんのちょっとあったけど、八戸市の市街地だからさすがに大丈夫だろうと快適に睡眠しました。
そこから八幡平の見返り峠まで移動。
集合の5時に何とか間に合いました(途中、私の運転で道を間違えて遠回りしてしまった)。
季節の冬至の近づく秋ですので、5時はまだ暗い。
準備をして明るくなったと同時にスタートの予定です。
見返り峠から、滝へ向かう起点となる大深岳の登山道入口へ。
この入口には3~4台が駐車可能なスペースがあります。
タカヒロさんと、お仲間の長谷川さん(お初)は既に入口で止まっていました。
車のドアを開けてご挨拶。
するやいなや一気に凍える。
大寒波やん。
暖房が効いているヌクヌクの車内では気付かなかったけど、現地は猛烈な風が吹き荒れていた。
微妙に霧雨だし、そこに強風が襲い掛かってとてつもなく寒い。
おはようございます? どうします?
とりあえず風のない所に行きましょう!
タカヒロさん曰わく、「絶望の開幕3秒の撤退」
いやマジで極寒の強風に挑む気が吹き飛ばされた。
って訳で登山道入口から見返り峠の大きな駐車場へと移動して、作戦会議。
ここは滝に挑める状況ではないってのは共通認識とあっさり至り、では青森にある滝を目指しましょうと方向が決まった。
そうとなれば早く動いた方が良いので、山を下りていく。
するとどうだろう。
100mも道路を下ると霧は晴れて、視界良好。
風も止んでいて穏やか。
それに紅葉が美しいではないか。
この素晴らしい八幡平の紅葉を見てしまったら、このまま去るわけにはいかない。
そんな訳で撤退を撤回。転回して氷点下な地へと戻ってしまった。
準備は穏やかな場所で整えて、いざ大深岳への登山道起点に舞い戻る。
若干の霧雨。でも先ほどまでの強風はなく視界はまあなんとか見えている。
今日の天気は良くはない。でもここ八幡平の天気予報は曇りのはず。
これから天気は落ち着くはずだ。今を我慢すれば滝前ではきっと安らぎを得られる。
そう信じて出発。
その希望もまた、あまちゃんの考えでしたよ。
登山道は明確で、迷いようのない一本道。
ただ道は粘土質のようでやたら滑って辛い。乾いていればそんなでもないはずだけど霧雨に包まれている山道は中華の厨房かってくらい滑る。適当に足を乗せると見事に掬われる。
足元に気を配ってばかりであまり周りを楽しむ余裕はなく、とにかく前進。
秋田なんで熊の心配はあるけど、見晴らしのよい薮木ばかりの場所ではさすがにいないだろうと特に心配はしなかった。
道はゆるやかなアップダウンを繰り返す。
晴れていれば気持ちよかろうと思うけれど、あいにくの曇り状況では景観も楽しめずひたすら我慢の連続って感じ。
登山道からの滝へ目指す下降点に着いたのは出発からおよそ2時間後。
ここはコルと言われている場所で、ちょうど山が下った所になります。
そこには目印のピンクテープが巻かれていたので、間違いないでしょう。
疲れも緊張感もない緩やかな登山道だけど、ここまで結構長い道のりでした。
さて目に見えるのは笹薮。
ここから化戸沢を進み大深沢へと下りていく計画です。
けっこうコッテリ濃厚で入るのに躊躇うものがある。
も少し藪が薄い所はないかしらと軽く散策してみたけれど、どれも密度高い。
腹をくくりましょうか。
っと、その前に眼鏡と腰にぶら下げているカメラをザックの中に仕舞う。藪に引っかかったら探すのは困難ですからね。
どこを目指していけば良いか、明確なポイントはない。
とにかく斜面を下って行けばいずれは沢型となり水が流れてきて、笹薮は終わるはず。
扇の形状になっているので下って行けば必ず化戸沢に出られる。
だからと言って闇雲に進んでも途方もないので、目に見える大きな木を繋いでいく。
途中途中にピンクテープを巻いていく。帰りに幾分かでも楽になれるかも知れない。
巻いてから5mも藪を漕ぐとピンクテープは見えなくなる。
藪が濃すぎて遠くが碌に見えない。意味ない気がしてきた。
タカヒロさんのクライミング仲間である長谷川さんの体力が凄い。
途中からは先頭で飄々と藪を掻き分けてくれる。凄いフィジカルの持ち主です。あざっす。
少しづつ水の音が聞こえてきて、ちょっとずつ沢が形成されていく。
それに反比例して笹は薄くなっていく。
無事に化戸沢に着地した。この藪漕ぎには距離では300m位でしたが、およそ20分掛かった。
あとは気楽なものかと思ったけれど、全然そうでもなくまだまだ苦労は強いられる。
真正面に笹は無くなったが脇にはビッシリと生えており、沢に垂れ下がった笹を掻き分けるのも面倒臭い。
それにこの化戸沢の水が冷たいこと。3mmのネオプレン靴下を履いてるけれど、足先が痛くなってくる。
沢は狭い一方で笹薮に襲われるし、水の冷たさに耐え忍ぶ。
登山道といい、化戸沢といい、見た目よりも長くて長くて安易に挑んだのをちょっと後悔した。
この頃から雨がシトシトと降り始める。天気は回復するはずだけど、逆になってしまった。
カッパを着込み、冷たい雨をも受け止める。
苦行そのものだぜ。
幸いなのは、全てにおいて難所はないってことくらいかな。
トラバースとか崖っぷちとかロープ出さなきゃいけないとかは皆無。ハイキングコース的に緩やかな道のりなので、その点では気疲れしないで済んだ。
5m程の滝が現れて、明確な踏み跡があってそれを左岸で下る。
下るほどに少しずつ沢は広くなり、それに水もややぬるくなり歩きやすくなる。
雨は変わらず降っているけれど、だいぶ楽になった。
語ることの少ない化戸沢を歩くこと1時間30分。
広い大深沢の出合い。やっとここまで来たわ。
あとは軽く下れば滝の落ち口が現れて、それを左岸から巻き下れば大深沢ナイアガラの滝の正面へと出れた。
長い、長すぎる道中でした。
馬蹄状のナイアガラの滝とは違って、横幅広い超巨大スクリーンの滝だね。
ワイドな滝ってやっぱり圧巻だよね。この襲い掛かってくる圧迫感がたまらなく気持ちよい。
秋田の滝は迫力だけではなく、秀麗である事も忘れていけない。
水の流れの輝き、美しさ、岩盤の色や形状、どれもが絵になる、さすがは秋田美人。見惚れさせてくれます。
そしてこの紅葉よ。見事なり。
これはタイミングが良かった。この時期にこの滝をチョイスしたタカヒロさんが素晴らし過ぎる。
東北の秋は色が豊かで芸術の域。錦秋の滝には思わずため息が出た。
ここで滝と対峙しつつ、のんびり食事を取りたかったけれどもうずっと雨が降っているので休息とはいかなかったのが残念だ。
穏やかな気候の中であれば、さぞかし心地良い空間だったのだろうとは想像が容易い。
撮影したり、ただ滝を眺めたり、ちょっと飛沫浴びたり(寒いからちょっとだけね)、食事したりしてれば、簡単に時間は過ぎていく。
帰りも長い事を考えれば長居は出来ない。まだあと一時間は楽しめたけど、仕方ないね。
来た道を戻るだけだが、そう単純なものではない。
とにかく長いのだ。それはもう校長の挨拶の如く。無限に続く金太郎飴のように。
歩いても歩いても我が景色、何も変わらず。
穏やかな沢と両岸に聳える笹の壁。永遠ループしてるんじゃないかと疑う程に変化がない。精神的にきついぜ。
長谷川さんタカヒロさんがグイグイ引っ張ってくれて、とても頼もしい。
熊除けの電子ホイッスルを鳴らしながら安全を確認しながら進む。
ホイッスルの世界もアナログからデジタルに変わってるのを初めて知って、人類の叡智は凄いなぁと感心をする。
それのおかげなのか、熊の足跡を確認しただけで本体とはご対面する事はなかった。熊が多いと言われているが、そんな雰囲気は感じられなかったね。
化戸沢の5m滝を越えて、いよいよ沢が狭くなっていき笹藪の密集地帯まで来た。
ここが踏ん張り所、正念場だ。
みんなで交替しながら笹を押していこう。
そう思っていたけれど長谷川さんが颯爽と先頭に立ち、藪を簡単に掻き分けていく。
それはまるで暖簾を押しているかのように気軽に、そして海を割ったモーゼのような神々しさで笹が割れていった。
フィジカルモンスターめ。その肉体的スペックを羨ましく思った。
そんな神には逆らうことはなく、むしろ手の皴と皴を合わせて幸せ的に拝むよう感謝しながら長谷川さんとタカヒロさんの後ろをついていく。
後ろにいても、それなりに笹との格闘は強いられるので、疲れるものは疲れる。
ちなみに下りの時に木に巻き付けたピンクテープはやはりよく見えず、全部は確認出来なかった。
なんだかんだGPS見ながら方角を決めてたので意味なかったかな。
無事に登山道に戻れた。
何も体に当たらないだけで精神的に楽だわね。
あとは緩やかな登山道を戻るだけなんだけど、それも大変だったわ。
雨でぬかるんだ道はやっぱりヌルヌルで、すごく気を遣う足取り。
途中で日没となり、ヘッドライトで手前を照らしながらの移動はより集中しなければならず、歩みは遅くなる。
体力の無さには相変わらず情けなくなるものの、無事に駐車場に戻れたから良しとしよう。
予想よりも遥かに大変な道中ではあったものの、それを凌駕する滝の美しさと迫力。
時が過ぎたら滝の魅力ばかりを思い出す。
強いメンバーがいたからこそ、安心できたし安全に進めた。
仲間と共に滝を目指し、滝に出会い喜びを分かち合う。
滝の魅力もさることながら、そんな仲間との思い出は甘美だよね。
めっちゃくちゃ疲れけど、めっちゃくちゃ楽しかった。
全てに感謝、ありがとうございました!
そして今回の滝行きは格闘・奮闘・死闘でございました。
事前情報として距離が長い、藪漕ぎが大変と分かっていましたが、それならなんとかなるだろうと自信を持ってましたが、考えがたっぷり甘かったですね。
辛酸を舐めさせられました。
久しぶりの再会。
タカヒロさんに声を掛けて頂き、秋田へ喜んで参戦です。ホント、また滝活を再開してくれて嬉しい。
前日は八戸市の日帰り温泉に入って、その付近の公園でテント泊。
熊の心配はほんのちょっとあったけど、八戸市の市街地だからさすがに大丈夫だろうと快適に睡眠しました。
そこから八幡平の見返り峠まで移動。
集合の5時に何とか間に合いました(途中、私の運転で道を間違えて遠回りしてしまった)。
季節の冬至の近づく秋ですので、5時はまだ暗い。
準備をして明るくなったと同時にスタートの予定です。
見返り峠から、滝へ向かう起点となる大深岳の登山道入口へ。
この入口には3~4台が駐車可能なスペースがあります。
タカヒロさんと、お仲間の長谷川さん(お初)は既に入口で止まっていました。
車のドアを開けてご挨拶。
するやいなや一気に凍える。
大寒波やん。
暖房が効いているヌクヌクの車内では気付かなかったけど、現地は猛烈な風が吹き荒れていた。
微妙に霧雨だし、そこに強風が襲い掛かってとてつもなく寒い。
おはようございます? どうします?
とりあえず風のない所に行きましょう!
タカヒロさん曰わく、「絶望の開幕3秒の撤退」
いやマジで極寒の強風に挑む気が吹き飛ばされた。
って訳で登山道入口から見返り峠の大きな駐車場へと移動して、作戦会議。
ここは滝に挑める状況ではないってのは共通認識とあっさり至り、では青森にある滝を目指しましょうと方向が決まった。
そうとなれば早く動いた方が良いので、山を下りていく。
するとどうだろう。
100mも道路を下ると霧は晴れて、視界良好。
風も止んでいて穏やか。
それに紅葉が美しいではないか。
この素晴らしい八幡平の紅葉を見てしまったら、このまま去るわけにはいかない。
そんな訳で撤退を撤回。転回して氷点下な地へと戻ってしまった。
準備は穏やかな場所で整えて、いざ大深岳への登山道起点に舞い戻る。
若干の霧雨。でも先ほどまでの強風はなく視界はまあなんとか見えている。
今日の天気は良くはない。でもここ八幡平の天気予報は曇りのはず。
これから天気は落ち着くはずだ。今を我慢すれば滝前ではきっと安らぎを得られる。
そう信じて出発。
その希望もまた、あまちゃんの考えでしたよ。
登山道は明確で、迷いようのない一本道。
ただ道は粘土質のようでやたら滑って辛い。乾いていればそんなでもないはずだけど霧雨に包まれている山道は中華の厨房かってくらい滑る。適当に足を乗せると見事に掬われる。
足元に気を配ってばかりであまり周りを楽しむ余裕はなく、とにかく前進。
秋田なんで熊の心配はあるけど、見晴らしのよい薮木ばかりの場所ではさすがにいないだろうと特に心配はしなかった。
道はゆるやかなアップダウンを繰り返す。
晴れていれば気持ちよかろうと思うけれど、あいにくの曇り状況では景観も楽しめずひたすら我慢の連続って感じ。
登山道からの滝へ目指す下降点に着いたのは出発からおよそ2時間後。
ここはコルと言われている場所で、ちょうど山が下った所になります。
そこには目印のピンクテープが巻かれていたので、間違いないでしょう。
疲れも緊張感もない緩やかな登山道だけど、ここまで結構長い道のりでした。
さて目に見えるのは笹薮。
ここから化戸沢を進み大深沢へと下りていく計画です。
けっこうコッテリ濃厚で入るのに躊躇うものがある。
も少し藪が薄い所はないかしらと軽く散策してみたけれど、どれも密度高い。
腹をくくりましょうか。
っと、その前に眼鏡と腰にぶら下げているカメラをザックの中に仕舞う。藪に引っかかったら探すのは困難ですからね。
どこを目指していけば良いか、明確なポイントはない。
とにかく斜面を下って行けばいずれは沢型となり水が流れてきて、笹薮は終わるはず。
扇の形状になっているので下って行けば必ず化戸沢に出られる。
だからと言って闇雲に進んでも途方もないので、目に見える大きな木を繋いでいく。
途中途中にピンクテープを巻いていく。帰りに幾分かでも楽になれるかも知れない。
巻いてから5mも藪を漕ぐとピンクテープは見えなくなる。
藪が濃すぎて遠くが碌に見えない。意味ない気がしてきた。
タカヒロさんのクライミング仲間である長谷川さんの体力が凄い。
途中からは先頭で飄々と藪を掻き分けてくれる。凄いフィジカルの持ち主です。あざっす。
少しづつ水の音が聞こえてきて、ちょっとずつ沢が形成されていく。
それに反比例して笹は薄くなっていく。
無事に化戸沢に着地した。この藪漕ぎには距離では300m位でしたが、およそ20分掛かった。
あとは気楽なものかと思ったけれど、全然そうでもなくまだまだ苦労は強いられる。
真正面に笹は無くなったが脇にはビッシリと生えており、沢に垂れ下がった笹を掻き分けるのも面倒臭い。
それにこの化戸沢の水が冷たいこと。3mmのネオプレン靴下を履いてるけれど、足先が痛くなってくる。
沢は狭い一方で笹薮に襲われるし、水の冷たさに耐え忍ぶ。
登山道といい、化戸沢といい、見た目よりも長くて長くて安易に挑んだのをちょっと後悔した。
この頃から雨がシトシトと降り始める。天気は回復するはずだけど、逆になってしまった。
カッパを着込み、冷たい雨をも受け止める。
苦行そのものだぜ。
幸いなのは、全てにおいて難所はないってことくらいかな。
トラバースとか崖っぷちとかロープ出さなきゃいけないとかは皆無。ハイキングコース的に緩やかな道のりなので、その点では気疲れしないで済んだ。
5m程の滝が現れて、明確な踏み跡があってそれを左岸で下る。
下るほどに少しずつ沢は広くなり、それに水もややぬるくなり歩きやすくなる。
雨は変わらず降っているけれど、だいぶ楽になった。
語ることの少ない化戸沢を歩くこと1時間30分。
広い大深沢の出合い。やっとここまで来たわ。
あとは軽く下れば滝の落ち口が現れて、それを左岸から巻き下れば大深沢ナイアガラの滝の正面へと出れた。
長い、長すぎる道中でした。
馬蹄状のナイアガラの滝とは違って、横幅広い超巨大スクリーンの滝だね。
ワイドな滝ってやっぱり圧巻だよね。この襲い掛かってくる圧迫感がたまらなく気持ちよい。
秋田の滝は迫力だけではなく、秀麗である事も忘れていけない。
水の流れの輝き、美しさ、岩盤の色や形状、どれもが絵になる、さすがは秋田美人。見惚れさせてくれます。
そしてこの紅葉よ。見事なり。
これはタイミングが良かった。この時期にこの滝をチョイスしたタカヒロさんが素晴らし過ぎる。
東北の秋は色が豊かで芸術の域。錦秋の滝には思わずため息が出た。
ここで滝と対峙しつつ、のんびり食事を取りたかったけれどもうずっと雨が降っているので休息とはいかなかったのが残念だ。
穏やかな気候の中であれば、さぞかし心地良い空間だったのだろうとは想像が容易い。
撮影したり、ただ滝を眺めたり、ちょっと飛沫浴びたり(寒いからちょっとだけね)、食事したりしてれば、簡単に時間は過ぎていく。
帰りも長い事を考えれば長居は出来ない。まだあと一時間は楽しめたけど、仕方ないね。
来た道を戻るだけだが、そう単純なものではない。
とにかく長いのだ。それはもう校長の挨拶の如く。無限に続く金太郎飴のように。
歩いても歩いても我が景色、何も変わらず。
穏やかな沢と両岸に聳える笹の壁。永遠ループしてるんじゃないかと疑う程に変化がない。精神的にきついぜ。
長谷川さんタカヒロさんがグイグイ引っ張ってくれて、とても頼もしい。
熊除けの電子ホイッスルを鳴らしながら安全を確認しながら進む。
ホイッスルの世界もアナログからデジタルに変わってるのを初めて知って、人類の叡智は凄いなぁと感心をする。
それのおかげなのか、熊の足跡を確認しただけで本体とはご対面する事はなかった。熊が多いと言われているが、そんな雰囲気は感じられなかったね。
化戸沢の5m滝を越えて、いよいよ沢が狭くなっていき笹藪の密集地帯まで来た。
ここが踏ん張り所、正念場だ。
みんなで交替しながら笹を押していこう。
そう思っていたけれど長谷川さんが颯爽と先頭に立ち、藪を簡単に掻き分けていく。
それはまるで暖簾を押しているかのように気軽に、そして海を割ったモーゼのような神々しさで笹が割れていった。
フィジカルモンスターめ。その肉体的スペックを羨ましく思った。
そんな神には逆らうことはなく、むしろ手の皴と皴を合わせて幸せ的に拝むよう感謝しながら長谷川さんとタカヒロさんの後ろをついていく。
後ろにいても、それなりに笹との格闘は強いられるので、疲れるものは疲れる。
ちなみに下りの時に木に巻き付けたピンクテープはやはりよく見えず、全部は確認出来なかった。
なんだかんだGPS見ながら方角を決めてたので意味なかったかな。
無事に登山道に戻れた。
何も体に当たらないだけで精神的に楽だわね。
あとは緩やかな登山道を戻るだけなんだけど、それも大変だったわ。
雨でぬかるんだ道はやっぱりヌルヌルで、すごく気を遣う足取り。
途中で日没となり、ヘッドライトで手前を照らしながらの移動はより集中しなければならず、歩みは遅くなる。
体力の無さには相変わらず情けなくなるものの、無事に駐車場に戻れたから良しとしよう。
予想よりも遥かに大変な道中ではあったものの、それを凌駕する滝の美しさと迫力。
時が過ぎたら滝の魅力ばかりを思い出す。
強いメンバーがいたからこそ、安心できたし安全に進めた。
仲間と共に滝を目指し、滝に出会い喜びを分かち合う。
滝の魅力もさることながら、そんな仲間との思い出は甘美だよね。
めっちゃくちゃ疲れけど、めっちゃくちゃ楽しかった。
全てに感謝、ありがとうございました!
6:55 登山道前 出発
7:50 諸檜岳
9:00 笹薮 突入
9:30 5m滝
11:30 大深沢 出合い
11:50 ~ 13:00 大深沢ナイアガラの滝
16:20 登山道 復帰
17:40 諸檜岳
19:05 登山道前 到着
7:50 諸檜岳
9:00 笹薮 突入
9:30 5m滝
11:30 大深沢 出合い
11:50 ~ 13:00 大深沢ナイアガラの滝
16:20 登山道 復帰
17:40 諸檜岳
19:05 登山道前 到着










