滝人の源

沼川 支流 赤淵川

猿棚の滝

滝写真
所在地 静岡県富士市
お勧め度 ★★★(豪雨後)
難易度 ◆◆
訪問日 2025/06/11

2025年6月11日

今日は(毎度おなじみの)雨。
しかもただの雨ではなく、嵐です。
天気予報で豪雨というのは分かっていたので、消化試合のような感じの滝巡りを行う予定で自宅を出発。
愛知県に向けて深夜に東名を走らせていると、走るのが怖いくらいの猛烈な雨が降ってきて、避難する感じでパーキングに駐車。
暴れ雨が落ち着くのを車内で待っていると、気付けばそのまんま寝てしまい、起きたらもう朝でした。
無論、明るくなっても雨の勢いは強く、でも明るいから夜中よりは安心して走れる。
睡魔と豪雨との闘いで必須に運転したものだから、いまいち場所が分かっていなかったので位置を確認すると全然愛知に近づいてなくて愕然。
どうしたのものか、そういえばこの近辺に雨後限定の滝があったよなと思い出して、高速を下りて立ち寄りました。

とりあえず現地まで走らせてネットの情報をチェック。
左岸からアプローチするようで道もあるようだ。
細道を走らせていくと「猿棚の滝」と看板があった。付近に駐車したいけれど路肩はあるが広くはないので、坂下の神社脇に駐車して出発。
滝写真

神社脇に駐車


( もっと近くに駐車出来るぞ)

途中のこの猿棚の滝の案内板があります。どうやらここから滝が遠望できるらしい。
ここで今日の水量の具合を確認してから滝前に行くか決めるようだけど、めっちゃくちゃガスってて何にも見えない。
滝写真

展望台と案内

水量多いのは確定してるけど、滝前は真っ白で見えないかも知れないね。
遠望地点から坂道を登り北上していくと、小さいながら棚の案内があります。
滝写真

猿棚の滝の案内

滝写真

下降路

そこから山道に入り。斜面を下って行きます。
踏み跡はまぁまぁ明確。雑草が多くて薄くなっている所もあるし、無数の行先不明な踏み跡が見えて、どれがちゃんと滝に行けるか見定める必要がある。
5分ほど下って行くと無事に赤淵川に到着。
滝写真

底が見えん。分からん!

あとは平坦な川を遡れば滝に出会えるのですが、今は豪雨で河川が爆発的に暴れている状態だというのを忘れていました。
茶色く濁っている川は深さの検討がつかないし、流れも速くてその勢いには引くものがある。
左岸から右岸へと渡渉すれば岸上を安全に進めるのは分かったので、飛び石をいい具合に利用しつつ、激しい川を渡りきる。なかなか緊張した。
あとはもう気さくに進むだけで滝前に到着です。
滝写真

モヤの中での撮影

滝写真

左側に行くと凄い迫力

まあ当然ながら、見える視界は真っ白け(笑) そらそうでしょ。今もめっちゃ雨降ってるし。
それでも迫力は伝わってきます。図太い水柱が何本も立っており辺りが揺れてるかのような勢いで水が落ちています。
舞い散る飛沫がどういう跳ね返りか分からないけど、うねりながら捻じりながら上昇しています。まるで滝を登っているかのようで、白竜を垣間見た気がしました。
滝写真

白煙凄まじい

ある意味良いタイミングで来れたものだ。まったく寛げないけど、これだけの暴れっぷりを見れたのは貴重だと思う。来てよかったかな。
今度は豪雨後の快晴の時に狙ってみよう。行きかたはバッチリ分かったので安心して挑めますわ。

6:55 神社脇 出発
7:00 展望台
7:10 赤淵川
7:15 猿棚の滝

ログ写真

ログ(拡大可)