所在地
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山梨県早川町
(←クリックすると国土地理院のHPにて位置を確認できます) |
評価(5段階) |
★★★★
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難易度(5段階) |
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現地へ |
早川の青崖トンネルの東部。早川の左岸を下り、楠木沢の巡視路を進む。左俣に入ったら沢登り。出発から150分程。 |
訪問日 |
2021年9月8日 |
楠木沢左俣 第一大滝の続きです。
この第一大滝を巻くには、右岸一択でしょう。先程のガレ場からそのまんま上に。
攻めるのならば枝沢の脇を上がっていくと格好いいと思います。
私は怖かったので、枝沢から離れ樹林帯に入って大きく巻きました。ここの巻きは危うい点はなかったと思います。
第一大滝の落ち口には近寄れず。遠めから軽く撮影し、右俣の沢登りを再開。
わりとすぐに10m滝が現れます。
ここが肝です。これを越えなければ当然ながら第二大滝には会えません。
どっちから巻くか。パッと見は左岸。
結果はどちらでも巻けます。でもどっちも危ないです。
私は右岸を選択。10m滝から戻って斜面を上がって枝沢を抜けて落ち口へ。
この落ち口に向かう為には剥き出しの岩盤をトラバースしなければならないのですが、そこは怖かった。うまくバランス取って進めてホッとしました。
ちなみに左岸の方が踏み跡は濃いです。ただし、滝前に向かうトラバース道は見つかり難いですし、非常に際どい。
個人的には左岸巻きの方が危ないと感じました。
第二大滝の到着。同様の真っ直ぐな直瀑で、第一大滝よりもデケェ! 見える範囲で50mはある。
写真では判断つかないけれど、樹木に隠れた滑り落ちる上段があります。
それを合わせると70〜80mになるのではないでしょうか。
立派な高さです。
周囲の崖の拒絶感はハンパなく特別な空間をつくっています。
そして、その中で王道たる直瀑の威力を受ける! 素晴らしい!
ここもまた滝下は小石が積まれてフラットなのが面白い。ただ滝下以外はすり鉢状の急斜面になっているので、のんびり憩う事が出来ないのは辛い所。
良い滝の条件には、居心地は欠かせないと思ってますが、ここは安らぐ場ではないのが残念です。
滝前からエスケープするのは左岸。トラバース道を戻れば良いです。
戻るとそこは小尾根になっているので、そのまま登っていけば第二大滝を越えられると思います。
下山するには、小尾根を軽く登って斜面が穏やかになったら東へトラバースして右俣と左俣の中間にある尾根を目指します。
中間尾根は植林地帯なので、急斜面ながらジグザグとしっかり踏んでいけば危険は少なく安全に下りていけます。
これにて、楠木沢左俣の滝巡りはお終い。
ここからは時雨の滝を目指します。
6:30 トンネル前 出発
6:50 吊り橋 起点
7:15 楠木沢左俣 入渓
8:10 第一大滝 到着
8:30 出発
9:00 10m滝
9:20 第二大滝 到着
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