嶽谷滝(岳谷滝)

 

Data 住所 岐阜県高山市
評価(5段階) ★★★★★
難易度(5段階) ◆◆◆◆◆
現地へ 野麦峠の北西部。
県道39号から、ダートの林道を3km程で展望出来る場所に着く。林道はそこで行き止まり。ここで滝を遠望出来る。
滝壷に行くには、そこから嶽谷滝を遠くに見ながら進み、枝沢から降りて行き、嶽谷の沢を遡行する。
林道歩きは1時間30分〜2時間。滝壺へは更に1時間30分〜2時間掛かる。
コメント 乗鞍岳にかかる滝は本当に見事な滝が多い。百選の「三本滝」「平湯大滝」がそうであり、それ以外にもメジャーな滝がここに集結してしているように思えます。
この「嶽谷滝」もその乗鞍岳の一つでありますが、ほとんど無名に近い滝だと思います。
標識・案内は一切無く、まして林道は県道39号の時点でゲートが設けられており、南京錠でしっかり閉じ進入を拒んでいます。
林道を進んでいくと、やがて遥か遠くに滝が見えてきます。剥き出しの岩肌を飛び越えていく滝を肉眼で目にした時、予想よりも大きな滝だと興奮しました。
ここからは荒れた林道跡を進みます。枝沢までは、微妙ですが踏み跡があります。
それ程時間が掛らずに枝沢に出合います。下りるような場所は見つからないです。林道跡、踏み跡はその先に続いていますが、その先は急な崖が待っているだけで、そこから本流に向かうのは厳しいと思います。ここは草木を漕ぎ分けて枝沢に下り、逆行のように本流に出合うまで下ります。急がば回れというやつです。
本流にはわりかし簡単にぶつかります。ここまででおおよそ20〜30分です。あとは滝へ向かい登り続けるだけです。遠望だけでも迫力があり、大きいのですぐに到達できると思いきや、意外と時間が掛ります。
失敗だったのは登山靴で行ってしまったこと。沢を巻きながら進めるかなと思いきや、渡渉を何度も繰り返す始末。結局濡れた岩に滑り両足とも水に浸かってしまいました。こんな事なら沢靴で向かえば良かったと途中で後悔しました。
まだ着かない、まだ着かない、早く間近で仰ぎたい、そう願いつつも滝は奥に引っ込んでしまったかのように中々姿を現しません。
そうやく剥き出しの岩が視界に現れたとき、そこを割るように、跳ねるようにとても高い位置から水が落ちてきています。
大きい、そして幅広。水量が少なくなる秋に、見事大量に水を落とし続けてくれています。
そこから更に上段を目指すとなると、ちょっと一苦労。左岸のザレたルンゼを登り、登り詰めた所から岩壁沿いに滝に向かっていくと見えてきます。
この岩質は軽石のようにスカスカで軽く、落石を簡単に起こします。乗った岩が簡単に滑り落ちてしまう。掴んだ岩は体重を支えきれない。それほど軟いです。
だから裏見の滝になるのだろうと思いますが、いつ落石してもおかしくない岩肌の滝の奥には行こうとは思えず、飛沫が届く所で足を止めました。
午前中の訪問で、幸いに虹が掛りより美しく滝が見えました。目の前で眺めるその滝は、豪瀑と言うよりは美瀑。柔らかく岩肌を飛び越える。宙を舞う水の姿を見ると不思議と力が抜けて呆然と眺めていました。
落差は100m以上と言われています。下の段を入れると相当に大きいですが、一段目と二段目には幅があるので、同じ滝には思えず、上の段だけをいうならば50〜60m位ではないでしょうか。

この滝の詳細を教えて頂いた「瀑岐さん」(リンク参照)、本当にありがとうございました。
他写真
訪問日 2007/10/22

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