御来光の滝

Data 御来光の滝
落差100m
愛媛県上浮穴郡面河村
現地へ ルートは二つ。
@面河渓谷より石鎚山へ向かう登山道を進み、愛犬小屋の手前から滝に向けて下降する。片道で5〜6時間。
A石鎚スカイラインの、御来光の滝が展望できる駐車場から川へ降りて、川沿いに進む。片道2〜3時間。
@、A共にガイドマップには一切載っていません。
コメント 一般的なルートは@のようです。しかし、私は敢えてAのルートを取りました。その方が早いですし、川沿いなので迷う事は無いと思ったので。
@のルートも登山マップには掲載されていない為、道が分からない不安があったというのも理由の一つです。。
どちらが安全なルートかといえば、どちらも急勾配で安全とはいえないようですが、@の方が比較的安全のようです。

石鎚スカイラインは7時〜20時まで開放されている道で、どんなに早くても7時30分からスタートになってしまいます(@のルートは関係ありません)
もっと早く出発したかった私は、前日の20時前にスカイラインに入り、その駐車場で一夜を明かし、陽が昇った朝6時に出発しました。
駐車場から50m程、道路を登っていき、一つ目のカーブミラーの奥に踏み跡があります。
そこから川まで急降下です。おそよ300〜400mあるでしょうか。川に到着まで30分ほど掛かりました。下りなのに息切れをしたのは初めてでしたし、川に着いた時には膝が笑っていて、先行きが不安になりました。
川は伏流水なので普段は流れていませんが、水量が増えると普通の川になるようです。
単純に言えば、その川の上流に御来光の滝があります。
しかし、基本的には川沿いは歩かず、右岸か左岸を高巻いて進みます。
このルートを使う人は少ないので、踏み跡は不明瞭で道標も少なく、安全なルートを見つけるのが困難でした。
何度も引き返しては、踏み後やテープを見つけるのに苦労しました。
沢登をする人なら、川を直登するのもありでしょうが、登山者ならばそれは無理です。大きな岩場に阻まれてしまいます。
ですので、高巻く道を見つけて進まなければいけません。
急降下の末に川へ着地し、そこからなだらかな川沿いの進み、川が大きく右にカーブするところの右岸に、折り畳まれたブルーシートが木にくくり付けられているのを発見します。
そこが高巻き道の入り口です。そこさえ入ってしまえば、あとは先人の方々が残してくれた赤テープなどのマーキングを頼りに上流に向けて進んでいくだけです。
川が進行方向を示してくれているので、迷う事は無いとは言え道を探すのに神経を使いました。
道は進むほどに、踏み跡が乏しくなりテープもなくなっていきますので、周囲をくまなく見渡す必要があります。
右岸・左岸と何度か切り替えて登っていったように覚えていますが、帰りはほとんど右岸を進んだように記憶していますので、とにかく道が見当たらなければ右岸を登って進んでいけば安全かと思います。
息切れをしながらも、ようやく滝を目前に。出発からぴったり3時間掛かっていました。
その聳え立つ巨岩が圧倒的な存在感で私を包み込み、睨まれているかのようで、薄ら怖さも感じました。
しかし、その高さと、空に抜ける開放感がとてつもなく清々しい。
滝の水量は、はっきり言って少なかったです。夏場で雨も降っていなかったのが残念です。
雪解けや雨上がりの時は、この5倍の水量が岩に叩きつけられ、轟音を響かせているようです。
その水量の少なさに物足りなさを感じつつも、岩場に体を預けると静かに滝の流れる音が聞こえ、その静けさが疲れた体の芯まで届き潤いを与えてくれました。
「これも悪くない」そう思いました。
滝には変化の美しさがあります。四季の変化、水量の変化、天候の変化、色々な要素が混ざって滝なのです。
この滝の素晴らしさは、まずその巨岩を割って落ちる様です。水量関係なくそれだけで、素晴らしい滝なのです。
といっても豪瀑の時に見たいのも山々ですけれど。

2002年の時は、ルートが分からず遠望だけで去りました。
4年後、やっと出会えることが出来ました。その間に99滝まで周り、これが100滝目。
この滝を見て、私は百選の滝を完全制覇しました。
他写真
訪問日 2002/05/05
2006/08/14

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