竜爪山の登山道はとても有名のようで、平日に関わらず10台以上は車が止まっていてビックリしました。
そんな人気のある登山道沿いには5つの滝があると、スタートの案内にちゃんと記載されています。
5つの滝が巡れるような案内ですが、2023年現在、ちゃんと案内があってちゃんと道があるのは肝冷しの滝だけです。残りの4つは登山道から外れるようになりますので、頑張って探しましょう。
まず最下流、一番最初に現れる滝は「三丁目の滝」です。
ここは以前に来たときは登山道沿いから見れた記憶があるのですが、登山道が変わったようで、今では登山道沿いには見えなくなっています。
駐車場から登山道を進み、立派な橋が出てきて右岸から左岸へと渡り、登山道はそこから尾根道でグッと標高を上げていくようになります。
三丁目の滝と五丁目の滝に行くには、尾根道を上がらず橋を渡ったら登山道を離れ、そのまま沢の左岸沿いを上流に向けて進んでいきます。
踏み跡が微かに残っているのでそれを頼りに進めば問題ないです。
2〜3分歩くと滝が見えます。それが「三丁目の滝」の滝。
ここから更に上流に進むと、沢は二俣に。
渡渉して左俣に行くとすぐに「五丁目の滝」の登場。
この二つの滝を終えたら、戻って再び登山道に乗ります。
先ほどの尾根道を登っていくと、案内と共に下方に滝が見えます。
「竜走りの滝」です。真下に行く道はありませんが、斜面を強引に下っていけば真正面から見れます。
登山道に戻り、更に尾根道を登っていきます。
唯一、明確な「肝冷しの滝」の案内が出てきました。
細いながらも踏み跡もしっかりしています。
真下に立つにはちょいといやらしいトラバースがありますが、慎重に進みましょう。
さて、最後の「縁結の滝」を目指します。
これが一番難しいです。
この滝は先ほどの4滝とは別で、尾根の東に流れる沢にあるので斜面を下らないとならないのですが、尾根の東側の斜面はほぼ崖というような急斜面が続いており、安易には沢に近づけません。
「肝冷しの滝」の案内から登山道を更に登っていき、十一丁目と書かれた石が見つかったらそこでストップ。
ちょっと戻ったあたりで東面を覗くと、か細くも踏み跡が見えます。
トラバースしつつ、ゆっくりと斜面を下っていけますが、小石が多く滑りやすいので緊張する歩みです。
徐々に沢が近づいてくるのですが、どこを探しても最後の5mは岩壁に阻まれます。
うまく足場を選べばフリーで下りられるかも知れませんが、岩壁はボロボロで崩れやすいので、持参したロープで安全に下りました。
滝があるようには思えない穏やかな沢を5分くらい上流に進むと「縁結の滝」が現れてホッとしました。
これで5つの滝をコンプリート。水が少ないのが残念ですが一挙に5つも滝が楽しめるお得な滝巡りでした。
11:10 駐車場出発
11:15 三丁目の滝
11:20 五丁目の滝
11:35 竜走りの滝
11:50 肝冷しの滝
12:30 縁結の滝
13:15 駐車場
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