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あまり知られていないのが不思議なくらいの滝です。
駐車場から滝までは特に難所はなくハイキング感覚で歩けます。時間はおよそ15分前後。疲れるまでもなく軽い運動としてちょうど良い距離です。
そして現れる2段の大きな滝。下段は岩盤を滑りながら滝壺へ。嬉しいのは右から枝沢の滝が同じようにその滝壺に流れ落ちており、両門の滝になっている事。1つの滝壺で2つの滝の流れが堪能できるのは、とても得した気分。 上段は、下段とは全く姿を変えた大きな直瀑。一旦岩に当たった水は進行方向を強引に変えられると共に、勢いよく宙を舞う。 柔らかな放物線を描き、空中落下を楽しんでいるかのように水は揺れ動く。 一度たりとも同じ姿を見せない水のダンスショー。 生き生きと水が落ちる姿を見るのが、私にとっては至福の一時。
この滝には百選の「真名井の滝」へ向かう為の時間潰し程度にしか考えていなかったのですが、終わってみればその日に巡った滝々の中で1番の感動を得られました。
今度九州へ巡る時が来たら、上段の滝壺へ行ってのんびり飛沫を堪能したいと思います。
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