棚下不動滝


雄滝


雄滝


雌滝

Data 滝名 棚下不動滝
落差 37m
所在地 群馬県渋川市
(雄滝)

(雌滝)
お勧め度(※五段階)
難易度(※五段階) ◆◆
現地へ 渋川伊香保の北部。関越自動車道「赤城I.C」より、国道17号方面に向かう。線路を越える手前の県道255号を右折。走っていると大きな看板が立っているので分かり易い。階段を登って、徒歩15分ほど。
 コメントC
2021年11月

観光地としてお気楽なのに、その遊歩道はよくよく崩落し通行止めになります。
でもその都度復活してくれる不屈な精神を持つ滝(行政かな?)です。

今回は物凄く綺麗になった遊歩道を利用して訪問。いつからか駐車場にある巨石に不動明王が彫られていました。
夕日&紅葉のコラボ目的でしたが、夕日が滝に当たり、落下する水の色を変化させる素敵な現象には出会えませんでした。

時期が悪かったのかな。残念。

それと付近にある、行列の絶えないもつ煮で有名なお店にようやく立ち寄れて感激。さすがの旨さでした。


コメントB
2016年9月

今回は雌滝の滝下を目的に立ち寄り。
2011年の東日本大震災で被害があったようで、駐車場の着くと巨大な岩が待ち構えています。地震による落石だと言われていて、その時の状況を想像すると体が震えるものがあります。
雄滝を後回しにして、雌滝に向かいます。駐車場から県道255号に戻り、北に進むと橋があり、コンクリで成形された川が見えます。この流れの奥に雌滝がありますので、橋の北側(川の右岸)から竹藪に突撃です。
殆ど人は入っていないようで荒れていますが、か細くとも踏み跡は見えます。それを辿って登っていきますが、とにかく蜘蛛の巣が多い。それも結構デカい蜘蛛が陣取っているので避けるのが面倒です。
あまり川から離れないように右耳で水の音を聞こえる位置を意識していくと途中から急斜面となりますが、太い竹を支点にして強引に上がっていくとコンクリの水路跡が現れます。現在は導水をしていないけれど、この水路が滝前まで続いているので、コンクリを一段上がって、ここからは水平移動になります。
しかしすぐに視界が開けて崩落地が現れ、水路が消えます。竹がなぎ倒され砂で形成された崩落地を横切るのは非常に緊張します。
下を見れば20〜30mはストンと切れていて、滑落したら助からないと想像が出来ます。砂は脆く、乗ったら滑り落ちるのではないかと不安になりますが慎重に渡りました。
そこを過ぎると再び水路が現れ、堰堤の上に着地するようになります。わざわざ右岸の斜面を上がって来たのはこの堰堤を越える為です。川を遡ったとしても追い返されてしまうでしょう。
脆い溶岩の岩壁を下りて着地するとそこは滝前。駐車場で見た巨大な岩がゴロゴロ転がっていて、周囲の脆さがよく分かります。いまこの場で地震が起きたらどれだけ変化するのか、その不安定さに怖くなります。
水量が少ないのは最初から分かっていた事ですが、溶岩の岩盤の迫力は素晴らしいものがあります。落水音は限り無く小さく、小川のようなチョロチョロとした音が聞こえます。
静寂で脆弱な空間にはどうにも安らぎを得られなかったですが、ようやく滝下に行けて満足しました。

駐車場に戻り、今度は主人である雄滝に向かいます。
落石注意、立入禁止の看板が至る所にあり、滝を見せる気がないです。坂道を登った不動堂前からでは殆ど姿が見えません。安全の為の措置として仕方ないのでしょうがこれは残念です。
さて神社からほんのちょっと登れば滝前に。確か左手から入ったきたと記憶してましたが、まさか滝の真正面に出てくるとは驚きました。これも崩落した結果でしょうか。
しかし裏見は健在で、相変わらず深すぎる空洞には感嘆とさせられます。裏から見ると正面からとは違った複雑な音になり、落石の警告もあってやっぱり怖いです。ここで寝ろと言われても、僕には無理な気がします。
正面から見上げると、水の流れも変化しているように感じます。でもこれは水量によっても変わってくるでしょうから何とも言えないですね。
久し振りに来ましたが、益々落ち着けない環境になっているような気がします。でもこの随一の巨大な空洞こそが棚下不動滝の長所なので、いつまでも有り続ける事を願います。

コメントA
2005年10月

水量は前回よりは豊富のようで、勢いよく水が跳び落ちていましたが、他の滝と見比べてしまうと、やはり不満。
滝の落ち口にあった赤い橋が、和の雰囲気を醸し出していたのですが、跡形もなく無くなってました。ちょっと残念です。

コメント@
1998年10月

水量が少ない時期だったのか、落下音が聞こえないかのような寂しい滝でした。裏見滝となってしますが、迫力が無いので、ピンとこないです。
所々に「落石注意!」の看板が立っていて、裏見の滝にえぐられた空間に入ると、岩が落っこちて来そうで怖かったです。
静寂な空間を一筋の滝が割いている様は、儚いという言葉が似合うように感じます。

雄滝

写真
雌滝

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訪問日 1998/10/11
2005/10/29
2016/09/26
2021/11/19

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