惣滝



Data 滝名 惣滝
落差 80m
所在地 新潟県妙高市

お勧め度
(※五段階)
★★★★★(直下)
★★★(遠望)
難易度
(※五段階)
◆◆◆(真下)
◆◆(遠望)
現地へ 上越自動車道「妙高高原I.C」近く。国道18号より、県道39号に進み燕温泉に行く。駐車場より徒歩20〜30分。
コメント
2018年

昨年に計画していたのですが台風で中止になってしまって、一年間待ってようやく惣滝に再会出来ました。
絶好の青空、そして紅葉。この日しか休みが取れない中で、ベストな条件で見れたのは強運です。

燕温泉の麓の駐車場には深夜2時頃に到着しましたが、既に登山で待機している車が複数台あって驚きました。さすが紅葉時期です。

夜明けまで仮眠して、明るくなってから出発。
お宿の通りを過ぎると、道は二手に別れます。
水平に進む道は惣滝へ。斜面を上がっていく道は黄金の湯を経由して惣滝の展望台に行けます。
もちろん滝下に行きたいので水平道へ進みます。

そうめん滝を対岸に、権現滝は下を覗きながら見て通過すると分岐点に到着。10年前は崩落後で歩きづらかった登山道も今ではすっかり綺麗です。
案内通りに進むと惣滝名物の崖っぷちの道です。初めて来た時はここが怖くて滝が見えたら引き返してしまいました。

今回の道はよく踏まれていて歩きやすかったです。
踏み跡通りに崖っぷちを通過して、水の中に足を入れて沢の対岸に渡ればもう滝前です。

広い滝前、周囲は飛沫で包まれています。飛沫のドームです。どこにいても心地良い飛沫に当たれます。サイッコーの空間です。

早朝はまだ光が全部に当たらないので、右往左往して一通り滝を楽しんだら、一旦滝下から離れて太陽が出てる場所まで戻りました。ずっと飛沫を浴びていると凍えてしまいます。盛夏なら爽快に浴びれるでしょうが、秋の一桁台の気温では寒いです。

その間に惣滝の滝下温泉で温まろうと思ったけれど湯船が無くなっていました。崖崩れで埋まってしまったのでしょうか。
適温の源泉は壁から染み出ていて温かいのですが、そこは崖上から水が落ちてくる場所なので、温と冷で相殺されてしまって楽しめませんでした。

およそ1時間待った8時頃、ようやく滝全体に太陽が当たり、虹が見事なアーチを描きました。

スッキリ青空の元に見上げる滝と浴びる飛沫は最高の心地良さ。飛沫に当たりすぎて久しぶりにメガネにワイパーが欲しいと思ってしまいました。
「飛沫が凄すぎて滝が見えない!」ハズキルーペさんあたりがワイパー付きメガネを作ってくれないだろうか?

コメント
2008年

今回は滝壺から見上げたく訪問しました。

登山道の一部が崖崩れにより道がガレに埋まって無くなっていましたが、その部分を落石に気を付けながら慎重に通り過ぎるとまたちゃんとした道が現れました。

さて崖っぷちの道になり、惣滝を遠望出来る場所に到着。
ここから垂れている鎖を利用し川床に下り、川を渡渉して左岸へ。岩をピョンピョンと越えていく感じです。

左岸をそのまま進むとすぐに間近に行けました。
滝水は落ち口を飛び越し宙を舞い一気に床に叩きつけられる。猛烈な飛沫と突風が全身を覆い、真正面には落ち着いて立てない迫力。滝の生む自然の力を存分に堪能できます。
また周辺の崖は壁画のような特徴的な色合いを持っており独特の雰囲気です。
壁面の威圧感、滝の力強さを全身を味わい、とても爽快でした。

ちなみに滝壺からちょっと戻った右岸に温泉があり、温泉に浸かりながら滝を見れるという至極贅沢な事も可能です。ただし、温度はそれほど高くないので夏場がベストだと思います。

他写真
訪問日 1998/05/21
2000/10/02
2008/09/05
2018/10/21

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