Data |
住所 |
妙高市
(苗名二の滝)
(剣竜滝) |
評価(5段階) |
★★★★(苗名二の滝)
★★★★(剣竜滝)
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難易度(5段階) |
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現地へ |
百選「苗名滝」の上流にあり。
上越自動車道「妙高高原I,C」近く。国道18号より、県道39号へ。「苗名滝」の案内のまま進むと駐車場に到着。そこから「苗名滝」を通過し、上流へ進む。徒歩90〜120分。 |
コメント |
まず、「苗名二の滝」は大抵の地図では「三の滝」と明記されている所にあります。地図の間違いです。
苗名滝の駐車場から、整備された道を進みます。次第に大きくなってくる苗名滝の姿に興奮しつつ、観瀑台の終点である右岸から左岸に渡る橋を渡らず、そのまま右岸を進み、苗名滝をスルーします。
ここから道は100m上にある自然歩道に進む為、急な登りになります。よく踏まれた道で分かりやすいですが、結構疲れます。
さて自然歩道に着くと、広くとても綺麗な道。この道は上流の貯水場まで整備されており、気楽に歩けます。
まず最初に迎えるのは、車が通れない小さなコンクリートのトンネル。先が見えないような暗さがあり、通るのを躊躇します。
ここから先は右岸に左岸に、大きな無名滝が流れていて歩くのがとても楽しい疲れ知らずの時間です。
しっかりとした橋を2本渡り、貯水場へ到着。
貯水場を過ぎると、微かに踏み跡が上流に向けてありますが、「深沢」と名の付いている枝沢にぶつかった時点で道を見失いました。仕方なくここからは本流を遡行です。
地形図だと登山道はもう少し川沿いに伸びているのですが道は見当たりません。廃道と化し、無くなってしまったのでしょうか。
本流は水勢があり岩も大きい。また、かなり滑るので慎重に。渡渉もせず右岸沿いを転ばないように歩き続けました(それでも時々ツルッとバランスが崩れる時があって冷や汗)。
一度だけ淵があり、太股まで水に浸かり歩く場所がありました。ここには錆びていますが鎖が設置されていました。道だとは思えませんが、鎖が垂れていて不思議でした。
やがて二の滝が見え始め、足取りが早くなります。しかし滑る岩なので慎重に。中々進めずに焦れてしまいます。
苗名滝同様に広い滝壺、開放感たっぷりの空間。落差は20〜30m。それほど大きくはありませんが迫力満点でした。
左岸から枝沢が滝壺に入ってきており、その上流へ50mほど遡行すると剣竜滝に出会えます。
剣竜滝の真下に行くまでの50mが一番の難所です。
岩は大きく急勾配。沢靴がまったく働かないほど滑る滑る。岩を掴もうとしてもヌルッと滑ってしっかりキャッチできない。
上半身は常に左右に揺れながら、それでも転倒しないようにバランス取りながら進むのはかなり神経を使いました。
特に直前の大岩の積み重なる5m滝にはかなり苦戦しました。足を置くと滑って元の位置へ戻る。岩をキャッチして体を持ち上げようにも手が離れてしまう。
そんな事を何度か繰り返しつつ、ちょっとずつ上へ。
やっと剣竜滝を目前に。
大きさは40〜50mくらいでしょうか。尖がった岩がなんとも攻撃的で勇ましい。
剣竜とはステゴサウルスの訳語。あのごつい背骨に例えている滝名。
非常にワイルドな岩盤の合間を滝水が跳ねながら落ちる姿、本当に格好良かったです。
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他写真 |
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訪問日 |
2008/09/05 |