三条の滝、神蛇滝をご一緒したフグさんから「冬場に一緒にキャニオニングやりませんか?」とお誘いを頂いて、喜んで参加させて頂きました。
キャニオニングは夏に行うアクティビティだと認識していましたが、ガチな方々は季節など関係なく一年中楽しんでいるようです。
デビュー戦が冬なんて、大丈夫なのかな? って不安でしたが、フグさんを信用して向かいました。
三階滝駐車場で待ち合わせ。キャニオニングで有名人なシーザーさんと初顔合わせ。
本日はお世話になります。
フグさんからお借りした全身を覆うウェットスーツ。なるほど、サーファーは冬でも海に入っていてウェットスーツを着ているのは知っていたけど、キャニオニングも着る訳ですね。
初めて手にするウェットスーツの重さとデカさに驚く。どうやって着るのだろう? と困惑していると強引に着ると言われる。
力を入れてウェットスーツを引っ張ると良く伸びる。そうかこうやって伸ばしながら頑張って着るのだと理解した。ベジータが着ている戦闘服もこんな感じなのだろうか。
ウェットスーツを着るだけで一苦労。フグさんに手伝って頂いて、なんとか準備が出来た。
最初は三階滝を懸垂下降したりして、その後は本命の河津七滝に向かいます。
観光地の駐車場。そこからヘルメット・ハーネスを装備したガチャガチャとうるさい連中が進んでいく。何とも場違いな気がするけれど、気にせず進んでいく。
序盤は観光道を利用して気軽に滝を鑑賞。
初景滝ではシーザーさんが「ボトムチェックしてくる」と滝壺を確認。滝壺に倒木とかあったら飛び降りる時に危ないからね。
ん? 初景滝は落差10mもあるぞ。それを飛び降りる? ・・・まさかね?
釜滝から更に上流、猿田淵に到着。以前の訪問時は釜滝で引き返しているので、ここは初見です。
そしてここからキャニオニングスタートです。
最初は低い所を飛び降りたり、滑り台したり。大人の遊びですね。
ウェットスーツは偉大です。12月なのに全く寒くない! そして浮く! このプカプカ浮けるのが素晴らしい。溺れる心配がない(水流に飲まれてヤバくなる時があるらしいけど)ってのが何よりも感激した。
ゴーグルを持ってきたので、水中を覗く。
青い水に枯れ葉が待っている。これが河津名物「水中紅葉」のようだ。
今まで見た事のない景色に興奮しまくりです。
釜滝に到着。
ここではみんなが大岩から飛び込む。7〜8mはあるんじゃないのって思える岩から、釜滝の滝壺へ一気にダイブ。みんな臆することなく、というかノリノリに飛び込んでいる。
ぶっ飛んだ世界で楽しむ方が居たものだ、とその凄さにやや引くものがあったけど、自分も頑張って飛んでみた。
その後、えび滝も飛ぶ。
そして蛇滝も飛び込む。
この蛇滝では裏見が出来た。キャニオニングだからこそ見れる景色に酔いしれる。
ウェットスーツを着てるから、裏見でガンガン水に浴びても全く寒くない。
冬なのに、滝を浴びているのに寒くない。
だから長く滝と触れ合える。最高に嬉しかったです。
もうこれで十分お腹一杯なのだが、まだ終わらない。
やって来ました初景滝。
遥か下方に伊豆の踊り子の銅像の背中が見えます。
さすがに滝壺が遠い。
シーザーさんが気持ちよく飛び込んだ。そしてフグさんも躊躇なく落ちていく。
さすがに楽しさだけでは飛べない高さに動揺する。
高さの恐怖よりも、滝壺の周りの環境がより怖さを増すのです。
滝壺の手前、脇、水の中に岩が見えている。
思いっきり飛んで、滝壺の深い位置に落ちないと岩にぶつかってしまう。じゃないと足は砕けてしまう。
そんな、一歩誤れば死んじゃうダイブをいきなりやるとはハードモードですよ。
でも飛んだ。頑張った。
水に入った瞬間に、足が岩に軽く触れた。触れただけで、怪我はなかったけれどとても危うかった気がする。
恐怖と爽快感が交錯する。あんまり恐怖はいらないけれど、それがまた楽しさのスパイスなんでしょうね。
いやぁ怖かった。でもめっちゃ楽しかった。
違った景色、違った滝の楽しみ方に出会い方。
いつもの滝巡りとは全然違う滝との触れ合いに、その後一週間くらいは興奮が続いて、ずっとハイテンションになっていました。
フグさん、シーザーさんを筆頭としたC・C・Rのメンバーの皆さん、大変お世話になりました!
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