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小・中・大と全てが入った面白い名前の滝。小中池の上流にある「大滝」だからです。
今まで千葉の滝というと「粟又の滝」しか見た事がありませんでした。百選は無いですし、際立って興味が湧く滝が見当たらなかったので行く気になりませんでした。
しかし、この滝の存在を知り、これは行って見たいと思いました。
落差は7mなのでその点の迫力はありません。しかし、この岩盤に大変興味を持ちました。横に走った岩壁は秘境そのものって感じです。何とも格好良い、そう惚れ惚れし千葉に行ってみようと思いました。
案内がある滝ではなく、アプローチをどうすれば良いか悩みました。
最初は小中池の北側から入り川を遡ろうと思いましたが、道が良くわからず辿り着けず断念。
上流から下って行く事にしようと昭和の森公園の周りを走り、もっとも川に近そうだと思う「下タ田池」脇に細道があったのでそこを進みと、川に出合えました。
長靴を履いて川を下り始めます。所々に踏み後がありますが、非常に荒れていて歩きづらい。岩を飛び越えたり、枝を掻き分けたり、倒木を跨いだりしつつ歩く事25分で滝の上に到着。
さて、正面から見るにはどうしようか、左岸は完璧な崖なので無理。という訳で右岸を進む。
なんとか降りれそうな傾斜。ではロープを出そう、と思ったら朽ち掛けているけれど梯子がある。有難い事と梯子を利用すると簡単に正面に立てました。
もうちょっと苦労するかなと思っていたので拍子抜けって感じです。
断層のような岩壁は迫りくる威圧感があり、とても街中にあるような滝とは思えません。両岸は聳え立っているので陽が入らず暗い景観。その奥まった所に白く輝く滝が落ちている。おぉ秘境っぽい。イメージ通りの満足感を得られた。
が、やはり街中にある滝。視覚的にはとてもよいのですが、生活汚水の臭いが……、どうしても鼻に感じてしまいます。
自然の気持ち良さからはかけ離れているので、あまりお勧め出来ません。 |