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一体どのような滝なのか? どんな困難があるのか? この棚を見れずして帰る人が多いのであまり詳細が出ず、行ってからのお楽しみだなと思ってました。
大滝沢沿いの東海自然歩道を進み、支流の沢と出会う所で自然歩道は大滝沢と離れてしまうので、そこから東海自然歩道から離れ、大滝沢沿いに進みます。
テープの目印があるし、踏み後がしっかりしているので安心して歩けます。
やがて「地獄棚」という大きな滝(棚)に出会います。この棚で十分満足を得れますが、雨棚はそこから先に行った所にあります。
まず地獄棚から見える5mの滑り滝を越えます。よく滑る岩ですが無事にクリア。
さて、次が肝心。5mの直瀑(崖滝という名前らしい)です。両側は崖。逃げ場も高巻き場所もなし。これを上らなければ雨棚は見れない。
正直、無理だな。そう思いました。しかし、悩みつつもせっかくここまで来たのだからと足を沢靴に変えて挑みました。踏み外せば滝壺に落ちる。そんな恐怖の中、滝の右側から取り付き、慎重にホールドを確かめながら上がり、無事に越えました。
そこから先はそれほど困難は無く、到達できます。
岩
と岩の間を縫って落ちてくる滝水。百選の「双門の滝」に似ているように思います。なんとも不思議な形で、岩を削っているように思える滝水はとても勢いを感じます。
ここまで上ってきた甲斐はありますが、本当に危険なのでお勧めしません。
尚、東海自然歩道を進み、一軒屋非難小屋の手前にある大岩から下り地獄棚へ行くルートもあります。
いずれにせよ雨棚を見るためには、まず地獄棚に行かなければなりません。
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