安の滝


14:50 撮影


13:35 撮影


虹の移り変わり

Data 滝名 安の滝
落差 90m
所在地 秋田県北秋田市
お勧め度(※五段階) ★★★★★
難易度(※五段階) ◆◆◆
現地へ 田沢湖の北西部。
国道105号より、県道308号に進む。あとは分かり易い案内のままに進んでいくと、駐車場に到着。整備された山道を40〜60分。一本道なので行程も問題ない。
コメントB
2016年10月

青空も紅葉も、虹も飛沫だって、全てが一つで楽しめる。そう安の滝ならね。

紅葉の安の滝は綺麗だと仲間から聞いていたけれどここまでとはね。美し過ぎですよ。
人気のある滝だけど、山奥にあるのでそこまで人が多くないのも魅力の一つ。どうかこれ以上整備されないよう願います。

この滝は西向きなので、午後に行くのがベストです。そのため午前中は抱返り渓谷で時間潰しをして、12時30分頃に駐車場に到着。
インターネットの紅葉情報で見頃と記載されている本日。山奥の駐車場はそれほど大きくないので、自分が到着した時には満車でした。
仕方なく手前の路肩に邪魔にならないよう駐車して13時出発。
整備された登山道はとっても歩きやすく快適ですが、スニーカーの方は滑ったりしてたので気をつけて進みましょう。
およそ30分程で下段の滝前に到着。バッチリ虹が出ているけれど、良いポジションはカメラマンに占領されていたのでほどほどに撮影して再びザックを背負う。
この下段からの展望も素晴らしいものがありますが、ここで満足して帰っちゃ駄目ですよ。
展望台から左を見ると更に山を登っていく道があります。今までよりも急斜面で狭い登山道になりますが危うい所はロープが張ってあるので安心です。
10分程、頑張って登ったご褒美は上段の滝前です。
今日の水量はちょうど良く、岩肌に白い布を掛け、いくつも分岐する素晴らしい水の流れ。こんなにも美しい流れに感動しない人はいないでしょう。
登山道は右岸の広場で終点となります。真下から見上げる事も出来ますし、やや離れて全体を楽しめるし、観光客はここで満足して引き上げていきます。
滝マニアなあなたは目の前に流れる水の中に入り左岸に渡りましょう。靴が濡れるのが嫌なら裸足になってでも、左岸に渡るのをお勧めします。
登山道の終点である右岸広場には沢山の人がいますが、左岸には全くいませんのでのんびり出来ます。そしてこちら側だとガッツリ虹が出ます! 副虹も見えるし、綺麗なアーチが美し過ぎる。
紅葉はベストなタイミング、青空も出てるし、感動という言葉以上の素晴らしさに時間を忘れて見惚れてしまいました。
結局、2時間30分も滞在しちゃいました。その間、全く飽きる事なく堪能させて頂きましたよ。
コメントA
2008年7月

前々日の豪雨の影響で水量が豊富。変わった一面が見れて嬉しいのですが、やはり安の滝のような女性的な滝は少ない方がより綺麗だと感じました。
その日は17時から駐車場を歩き始めました。本来なら満車状態の駐車場も夕方になると一台も停まっていません。当然ながら辺りは閑散。
当たり前ですが誰ともすれ違う事無く滝前に到着。日が沈み始めているので急いで撮影。飛沫は30m位まで離れていても飛んでくる。猛烈な飛沫にカメラのレンズはすぐにビショビショ。拭き取ってはシャッターを押す、の繰り返し。結局あまり満足行かない内に終了。
このような滝を独占できたのは嬉しいですが、暗くなる前に帰らなければならないというプレッシャーを感じつつだと中々満喫とまではいきませんでした。

コメント@
2005年8月

岩に当たり、飛沫と共に白い筋を幾つにも浮かばせる。濡れた漆黒の岩と、水飛沫の白が非常に鮮やかです。
正しく、滝の芸術美。これを越える美しさは難しい、そう思います。
高さも申し分ない。滝の音はうるさ過ぎず静か過ぎず程よし。どれもがどれも絶妙で、怖いくらいの綺麗さ。
しかも嬉しいのは、遠望も出来るし、直下も見れること。撮影スポットは沢山ありますし、場所を変えて見ると、また変わった表情を見せてくれる。こんなに贅沢な滝はありません。
ここを見たら、もう他の滝では満足出来ないかもしれない。そう思わせるほどに、完璧すぎるのです。
様々な滝の写真を見ては、ランキング上位に必ず入っているこの滝を、「本当かな?」なんて半信半疑でしたが、見て納得、感じて納得、異議なし、文句なし。
滝に興味がある人は、必ず行かなくてはなりません。絶対に満足できますよ。
私が訪問したとき、仙台で震度6の地震があった時でした(秋田は4?)。風は吹いてなかったはずなのに、背の高い木々が揺れていて、上空には強い風が吹いているんだな、なんて思ってましたが、あの時が地震だったのでしょうね。歩いていると気付かないものです。

他写真
訪問日 2005/08/16
2008/07/30
2016/10/16

HOME日本滝百選全国の滝滝リスト風景写真LINKPROFILEMAIL