2023年4月
今回の広島・山口の滝巡りの計画には、常清滝は行く予定はなかったんですけどねぇ。
前日にしっかり雨が降って水量に期待できる、本日は快晴。こんな二つの好条件が整ったのなら無性に行きたくなってしまって、三段峡から約2時間走って強引に再訪問しました。
さすが百選の観光滝なので、手前の道路から大きな看板で案内してくれる。
誘導されるがままに走って駐車場に到着。
あれ? 全然記憶と違ってる? 私の記憶が確かならば(料理の鉄人風の言い方)滝前まで車で行けたはず。
でもそんな道は全く見当たらない。道路もない。
うーん、昔の記憶は当てになりませんな。
常清滝まで500mの看板。車を下りたらすぐ滝ってイメージだったから、500mの距離も長く感じてしまう。
至って快適な遊歩道を進んで8分で滝に到着。
この滝前の空間は覚えている。奥に東屋があって遠望も出来る。それも記憶している。でもここまで車で来たって記憶はどこで植え付けられたのやら?
ま、そんな事は置いといて滝を楽しみます。
常清滝は水量の増減が激しい滝で、酷いときには染みた崖くらいになっちゃう時があるようです。そんな元気のない姿に会うのは悲しくなってしまうのでタイミングが大事です。
今回はバッチリでしょう。良い水量で、多段を水が賑やかに落ちてくる。それを見てるこちらも気持ちが賑やかになる。
そして青空。キラキラと水と岩盤が光って生き生きしていました。
この常清滝は大まかに三段となっており、その段毎に名前があります。
上から荒波の滝・白糸の滝・玉水の滝。
つまり滝前というのは玉水の滝の下にいるという事になります。
一番大きな真ん中の白糸の滝の下に行きたくて、玉水の滝を越えようと試みました。
左岸から高巻きを狙ってみましたが、滝に近づくと岩壁が立ちはだかり進めません。上部に逃げても岩壁が大きくなるだけでどうにも接近できませんでした。
どうやら玉水の滝の直登が正解のようです。その技術はないので諦めです。
次回に来れるチャンスがあるのなら、成長した姿を見せたいですね。
計画を大幅に変更する事で、この常清滝の元気な姿に会えましたけど、得られるものがあれば失うものもあります。
この滝に来たことで当初計画していた6滝ほどが行けなくなっちゃいました。でもそれ以上の満足感が得られたのですから良しとしましょ。
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