平南川
ター滝



所在地
沖縄県大宜見村

地理院地図 (←クリックすると国土地理院のHPにて位置を確認できます)
評価(5段階) ★★★★
難易度(5段階) ◆◆◆
訪問日 2024年4月16日

沖縄県、本島の滝巡りを行うのならば、やはりこの滝は外せません。
しかしあいにく天気が怪しい。
向かうスケジュールの前日、夜から大雨警報が出る始末。
そして、その夜中には雷雨。


(当日、朝3時の雨雲レーダー)

それはもう雷や雨の叩きつける音で目が覚めるほどであった。

雨は朝8時には上がってくれたけれど、バッチリ降った河川は大増水している事は必然。
そしてター滝の公式HPを見ると、「遊泳禁止・駐車場閉鎖」と表示されてしまいました。
観光地なので常に人が監視しており、入場ゲートがあって、制限時間も設けられている。
だから観光地化された滝は好きではないのだけど、天気には勝てない。

毎度の事だけど、私の滝巡りでは水量が少なくて困る事はあまり無く、むしろ逆に雨が降りまくって多すぎて困ることの方が多い。
今回も正にそれ。水量が多すぎても滝の見映えが悪くなるケースがあるので辛いです。
水量マシマシのジロー系ラーメンのようなコッテリは年齢的にキツイものがありますわ。

これでは今日はどこに行っても水量が多くて困ってしまう事だろう。
ある程度、水量が引いてくれる事を願って、午前中は普通に観光して時間を潰した。


滝に行けない怒りを
ティラピス(キャットバランス)で静める
備瀬の浜にて

世界遺産「今帰仁城跡」

当日の滝巡りをこなし、一応、ター滝の駐車場に夕方立ち寄った所、駐車場入り口にはしっかりと従業員がいて、「今日は増水してるんで禁止になってます」と見事に断られてしまった。
誰も居なければあわよくば突っ込もうと思っていたけれど、これでは潔く撤収するしかなかった。


さて、次の日。
スケジュールでは美ら海水族館に行ったりして、普通に観光をする予定だったのだけど、計画を捻じ曲げるしかない状況。

朝、祈るように公式HPを開くと、営業するとの表示が。
それにより行けなくなった観光地があるのはやむを得ないが、ター滝が第一優先だ。

とりあえず予定していたシュノーケリングと美ら海水族館を楽しんでから、いざター滝へと再び向かいました。


前日に手で×を作って追い返された人が同じく受付しており、今回は「いらっしゃいませ」と笑顔で受け答えしてくれて、駐車場への料金を払い無事に敷地内に入れました。


このター滝は一般的な遊歩道がある滝巡りと違い、沢登りで向かうコースになっています。
なので、必ず足元が濡れます。
人によってはサンダルで行ってる人もいましたが、心配でしたら受付で沢靴のレンタルもありましたので利用すると良いでしょう(安心なガイドツアーもあります)

案内のままに車道を進んでいって、途中からがっつり沢に入ります。
これがター滝へいく一般的な観光コースなのだからアクティビティで面白い。さすが沖縄です。


沢はよくよく歩いているからか浮き石は少なく、ぬめる岩もない。沢登りながらとっても安心出来る道中です。

出発から30分。
待ちに待ったター滝とご対面です。


幅広で端正。綺麗な流れと広めの滝壺。
落差は15mくらいかな。決して大きくはないのですが沖縄パワーが感じられて、無性にテンションが上がります。
最初は脇から接近して見上げていて、気付いたら裏見してビショビショになり、我を忘れて滝壺でクロールして泳いでいました。


なんかこのター滝には誘いこまれる魅力があります。
普段の観光地の滝とは一線を画すアプローチ故に、冒険心が搔き立てられたのでしょうね。
人気がある滝には、やはりそれ相当な魅力が詰まっています。

行けて良かったと心底思いました。


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