水が流れていないのが本当に残念でならない大きな滝です。
豪雨後に来れれば、さぞかし感動させてくれるでしょう。
登山道から近いのですが、案内が全くないので分かりづらいです。
でも別段、難しいわけではないし、距離も短いので気軽に挑戦出来ます。
則沢地区の奥へ進み、竜爪山文殊岳に向かう登山道の起点となる則沢口に駐車します。
堰堤がドーンと立ちはだかっています。
どうやらこの登山道は現在は通行止めのようですが、滝までは特段荒れてはいませんでした。
最初は登山道を利用して堰堤を越えて、茶畑を突っ切り北上していきます。
400〜500m進むと下部に堰堤が見えます。
ここからは登山道を離れて、まずは堰堤の上に立つように斜面を下ります。急斜面の箇所もありますが、よく周りを見ると踏み跡が見つかります。
堰堤上に立って、上流を見ると、右岸から枝沢が入って来ているのが見え、その奥に不動滝があります。
滝までの枝沢は倒木が横倒しになっており、それを通過するのに四つん這いになったり木の枝を折ったりやや苦労しました。
枝沢を100mほど進むと岩壁が目の前に現れます。
下段に到着。出発から20分でした。
下段は10mくらい。岩肌を滑る感じの形態。
主瀑は上段です。
左岸の竹林から斜面を上がっていき下段を高巻きます。
最後、上段前に下りるのには簡単に行かず、ロープを下して向かいました。
立ちはだかる岩壁。そしてシミた岩肌。
来る前から水量少ないのは分かっていたのですが、岩壁の迫力は想像以上。
ここに豪快の水が落ちていれば、一級品であろうとイメージを膨らませました。
右岸を探索すると、かなり傷んでいるけど山の神の奉られていました。
とすると、右岸から上段滝前まで道があるという事でしょう。
ただ、帰りに堰堤から右岸を見上げてみましたが、特に踏み跡は見つけられませんでした。
則沢口から右岸に伸びている林道からアプローチ出来るのかも知れませんね。
知らんけど。
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