巨大なアートのような岩壁から放り出される滝水の爽快感。
開放的な空間で、空が高く感じられ、滝が一層大きく見えます。
周辺の木々の表情の豊かさも素晴らしい、細かな粒子となった滝水も素敵だ。
絵画のキャンパスの中に入っちゃったような芸術。でも静止された世界ではなく目まぐるしく彩りが変化しているかのように眩い。
紅葉の最盛期を狙って予定を組んで、突き抜けた青空も同時に見えたグッドなタイミングに訪れられたのはとっても幸運でした。
西向きの滝なので、午後から訪れるのが良いでしょう。
現地付近に来たのは14時過ぎ。ちょっと遅いかな? 他の滝で遊びすぎたんで仕方ないですが、時間管理をちゃんとせなあかんっすね。
えだ2さんもはんぺんさんも訪問済みなので、行き方に迷うことはなく、私は後ろを歩いているだけで良い安心感たっぷりの行動です。
付近に広い路肩はありませんが、邪魔にならないように脇に止めて、早速スタートです。
まずは右岸の植林地を進みます。ここには明確な踏み跡があります。
沢を右手に感じながら踏み跡を上がっていきます。途中で堰堤をいくつか越えていきます。
踏み跡が消え、堰堤の上に降り立つと、そこからは沢登りになります。
非常に軽やかな沢登りなので、周辺の景観を楽しみながら登っていきます。
やがて前方に大きな岩盤が見えてくると、滝に到着です。
出発から凡そ45分でした。
壮大な景色。腕を広げてこの景色を受け止めたくなります。
ここ最近、雨が降っていなかったので水量に関しては半ば諦めていましたが、ちゃんと流れていたのでホッとしました。
到着は案の定、遅かった。
半分が影になってしまいました。
2時間前には来なければ駄目でしたね。
食事しながらのんびり滝との対峙。
紅葉の豊かな表情には飽きずにいられます。滝前も広く、のんびり出来るのも良いですね。
時間と共に太陽は夕日となり、紅い光が周辺の紅葉をより紅くし、燃える世界に。
この時の、この一瞬の美しさ。
本当に良いタイミングで来れて最高の滝巡りでした。
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