今回はいつもの滝巡りとは違います。
ついに私も渓流釣りデビューです。
だからと言って釣りだけでは寂しいので、ちゃんと滝にも逢ってきました。
予定していた群馬の栗原川は天気予報でガッツリ雨みたい。
これは流石に辛いと雨の降らない場所を探したら、新潟の魚沼付近だけはお昼までは曇りみたい。
どんな河川なのか分からないけれど、魚に会える事を信じて関越道に乗りました。
釣りの師匠(兼「滝の師匠」兼「ザイルワークの師匠」)である、ふたつぎさんと道の駅で集合。
近くのセブンイレブンで釣り券を買う。地域によって違うようだけどここは2000円でした。なんでも金カネって辛いですね。でもマナーは守らんとね。
で、その荷札をザックの目立つ所にくくりつけて、沢の橋に車を止めたら入渓です。
早速、竿を伸ばしてルアーを投げる。うまくいかん。よく分からん。どこにルアーが飛んでってるか見えないし、リールを巻き戻すと気付けばルアーが戻ってる。
投げたら巻く、投げたら巻く、を繰り返す。うーん流石に反応ないぜ。
ここからは沢登りをしつつ、ちょっとした壺とかあればルアーを投げるので、竿を片手な遡上していきます。
片手が奪われた状態で登っていくのってバランス確保が凄く難しいのね。竿が枝に引っ掛からないようにしなきゃなので気を遣うし、手が使えないから足だけで踏ん張らないといけないし。
渓流釣りを楽しんでいる方々は難しい事してんだなぁと関心しました。
素人が適当に投げたルアーには反応しないのは当たり前だよなぁという自分の未熟さに悔しくなりつつも、そもそもこの沢に魚いるんかないな!?って疑わしくもなる。
とか考えつつリールをクルクルしてると魚が水面上を跳ねたのが見えた。
途中まで針に引っかかってたみたい。俗に言うバレタってやつだ。
釣れなくて残念だけど、魚がいることに安心した。
次こそは! って闘魂を注入した矢先にふたつぎさんがイワナをゲッチュ!
そしてその同じ淵で自分も何度も竿を振ったら人生初のイワナが釣れました! 凄く嬉しいし物凄くドキドキした。
釣れてくれてありがとう。ホント感謝しかなかった。
その後も投げまくったけれど全然反応しない。てもふたつぎさんにはヒットする。これが経験の差なんでしょうね。
後半は淵などはなくなり急勾配なゴーロな様相。釣りモードから、滝モードに気持ちを入れ替えて進む。
出発から約7時間程で夫婦滝の雌滝が見えました。普通に沢登りしていれば2時間以内に到着出来ると思います。
夫婦滝だけど、イチャイチャしてるような関係性ではなく、雄滝とは50mくらい離れています。
雌滝の高さと水の優雅さも良いけれど、この雄滝が秀逸。柱状摂理が目立った岩盤から飛び越す水の姿が素晴らしく格好いいのだ。
イケメンな旦那を捕まえて、奥さんはさぞ誉れだろうよ。いつまでも幸せにね。
この滝の情報はそれほど多くはありません。
人気ないって事は意外と期待外れの滝なのかとやや悪いイメージで覚悟してましたが、全くそんな事はない。
この夫婦のオ・モ・テ・ナ・シには絶対に満足します。もっともっとメジャーになって良い滝です。お勧めします。
さて帰り道。僕らは沢通しで滝まで来たけれど、ここは本来は遊歩道で来れる観光地の滝であります。
がしかし、ほぼほぼほぼ廃道。
途中こそうまく道を見つけて気楽に進めたけれど、椿の密集地に誘い込まれ揉みくちゃになったのは辛かった。
遊歩道の麓には浅草山荘という広大な敷地を持つ宿泊施設があります。
そこの公園から夫婦滝までの遊歩道が整備されているのだけど、2023年現在は休業中なので一帯は閑散としてました。
だから誰も整備せず、自然に還ってしまったのかも知れません。
コロナが明けて、浅草山荘が復活すれば遊歩道も戻ってくるかも知れません。
2023年現在は、遊歩道で向かうのはかな〜り難しい。道は見つからず藪漕ぎを強いられるので、今逢いに行くのなら沢登りで向かうのをお勧めします。
07:00 杉村沢 出合いの橋 出発
〜釣り三昧〜
13:50 めおと滝 到着
14:50 出発
16:20 出合いの橋 到着
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