百選「田立の滝」の紅葉を見に付近へ来たので、こちらの渓谷に立ち寄ってみました。
この渓谷内には5つの滝が連続して見れるので、大変お得な滝巡りが期待できます。
まずは夕森渓谷のキャンプ場に到着。ちなみにキャンプ場手前にあるもみじの色付きは素晴らしかった。
駐車場で準備をしていると地元の車が入ってきて声を掛けられる。
「おくさんかい?」
奥さん? 僕はどう見ても男でしょうが。
「違いますけど・・・」と、うまくツッコめずキョトンとしながら普通に返答してしまった。
「ああ、違うのね。ならいいよ」
会話が噛み合っていない気がしたけど、地元の方はそのまま車で来た道を戻っていった。
とりあえず気を取り直して出発。
竜神の滝への案内のまま進むと完璧なほど安全な遊歩道で誘導してくれます。
出発から一分も経たない内に滝が見れました。
竜神の滝は気楽に見れます。迫力、水の美しさ、これが車を下りてすぐに見れるのだから嬉しい。
遊歩道は一方通行路で滝を見終わると強制的に駐車場に戻されました。
5つの滝が一本の遊歩道で結ばれているかと思っていたのですが、どうやら違うよう。
他の四つは林道の奥にあるようなので再びハンドルを握り、キャンプ場の奥に進む林道を走行。
すぐにゲートが現れるので手前に駐車。
ここから林道を歩き始めです。
10分ほどのんびり歩くと左手に滝が登場。
看板もあります。道路沿いにある「忘鱗の滝」です。
枝沢だからか水量は少な目。でも岩盤の色味はイイね。
林道を更に奥へ進むと15分くらいで東屋が現れる。
その奥に滝が見えます。「銅穴の滝」です。
直瀑は力強く、紅葉もなかなか見事。
で、その東屋にある看板を見ると、さっきの謎が解けた。
この林道の先から行ける山は「奥三界岳」でした。
「おくさんかい?」は「奥三界?」って尋ねられていたのか〜。いやぁスッキリした。
さてこの先の二つの滝へは通行止めと記載されています。
はいそうですかで帰るなんて、行儀良く真面目なんて出来やしなかった。
林道の先は、登山道となり更に奥へ進んでいく。
通行止めの理由は、吊り橋の老朽化。
確かにこの橋を渡るのは怖い。だから、普通に沢靴で川上川をジャバジャバ濡れながら対岸へと渡りました。
看板が現れて、アゼ滝の登場。
ここは凄いね。整備されているけれどハシゴの角度がえぐい。殆ど垂直なので緊張しましたよ。
アゼ滝を終えて、更に登山道を進むと第二の吊り橋。ここも河原へ下りて渡渉して登山道に戻る。
そして終点の一ツ滝に到着。
こちらはとても行儀のよい直瀑。滝壺が美しく来た甲斐がありましたね。
あとはのんびり来た道を戻るだけ。
紅葉を愛でながら優雅のひと時を堪能しました。
8:30 林道ゲート前 出発
8:40 忘鱗の滝
8:55 銅穴の滝
9:10 出発
9:40 アゼ滝
10:15 一ツ滝
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