元々は林道からサッと降りるだけのお手軽の滝だったようですが、林道が傷み車両禁止になった事から人があまり訪れなくなった滝です。
国道459号、滝の西側の林道を進める限り車で進み、どうにも進めなくなった地点で駐車し、歩き始め。
歩きにはなんら支障のない林道を20〜30分程進むと、緩やかなカーブの地点で滝が微かに見下ろせます。
カーブミラーの辺りに下降路があり、親切なことに急斜面に虎ロープが張られていました。
それを辿っていけば問題なく滝前に出ます。
写真ではただの小滝であまり魅力もなかろうと思っていましたが、目の当たりにすると印象は変わりました。
デプッとしたお饅頭型で愛嬌があり、様々な表情を楽しませてくれる癒し滝です。
左側の飛沫を生む勢い強い流れはワイルドで、右側の岩肌を撫でて落ちる流れはヒーリングで、そして真ん中の岩を越えて落ちてくる姿はミステリアス。
立つ場所、見る角度によって癒されたり興奮したりラジバンダリ。
お気軽な滝ではなくなった現在、ゆっくりまったり滝を独占し対峙できるようになっている点も魅力の一つだと思います。
ただし、渇水時には真ん中には水が流れなくなると思いますので、雨後など豊水時の訪問をお勧めします。
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