所在地
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青森県深浦町
(←クリックすると国土地理院のHPにて位置を確認できます) |
評価(5段階) |
★★★★★
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難易度(5段階) |
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現地へ |
世界遺産「白神山地」内。追良瀬川の最上流にあり、ルートは様々。津梅川からのアプローチが最短だが一泊は必須。 |
訪問日 |
2019年10月21日 |
「この滝がすごい!」って本を読んで、いつかは自分も行きたいなぁと憧れていました。
雄大な景色の中を、悠然と流れる巨瀑の懐の深さを味わってみたかったのです。
しかしそこは青森県の世界遺産。埼玉からではとても遠く、とても敷居の高い場所なので、行く機会がありませんでした。
有り難い事に滝仙人こと「あっきーさん」からお声掛け頂いて、白滝に挑戦する気持ちになりました。
まずはどのように行くかの打ち合わせ。
早く楽に行けるのが一番良いのは誰だってそうでしょうが、如何せんここは俗世からかけ離れている場所で、軽くフラッと日帰りなんて言えない。
それでも、ここからなら近いのでは? と思ったのが秋田県能代市から青森県深浦町に入ってすぐに現れる入良川沿いの林道。ずいぶんと奥地まで道路が伸びていて、これを利用出来れば最短距離で向かえそう。
現地の状況を誰も知る訳ではないので、世界遺産である白神山地への入山申請について問い合わせをするついでに、道路の状況も津軽森林管理署に電話で聞いてみました。
「入良川沿いの林道は国道101号の接続口から3km付近で崩落しており車の走行は出来ない」との事。
となると尾根に上がるまでには8km以上歩かないとならないので現実的ではないのは分かった。
それでは二つ森のある秋田県側の林道を利用してはどうかと尋ねると
「原則、秋田県側から白神山地へ入林は禁止されている」と厳しい言葉。
むむむ、一泊二日で行ける案は絶望となってしまった。
それでは上記の本で紹介されている津梅川の林道はどうか確認。
「こちらは堰堤まで問題ない」と良い返事を貰えた。
もうこの時点で津梅川からのアプローチで限定され、二泊三日がほぼ確定となりました。
それと肝心な入山申請書は、雛型があるのでそれに必要事項を記載して、津軽森林管理署に入山する一週間前までにFAXを送るだけという気軽さでした。
10月20日
さて前日の夜(10月19日)、あっきーさんの車に乗って一台でいざ青森県へ東北道を爆進です。
一台で向かうと運転が代わり番こ出来るので、睡眠が取れるのが救い。
最初は自分が運転し、後半はあっきーさんが運転し、22時に出発して秋田県能代市の北にある道の駅「はちもり」に着いたのは6時30分頃。ほぼ休み無しで走ったのにこの時間とは、本当に遠かった。
この道の駅で、はんぺんさん・アンさんと合流。4人で津梅川の林道に向かいます。
国道101号から折れて細い道に入ると、すぐにダートとなります。わりかしフラットなので普通車の車高で問題なく進めました。
最初の堰堤を過ぎて、少し進むと林道には通行止めのゲートが登場。どうやらこれ以上は車で進めない感じ。終点の堰堤には全然たどり着けてないですが、やむなくここに駐車します。
二泊の荷物はやはり重いけれど、泊まりの滝の経験が増えたからか荷物をコンパクトにまとめられたような気がする。おかげでテン場で寛ぐ為のサンダルが入れられた。はんぺんさんから「サンダルは必携ですよ!」と教えられてからウン年、やっとザックに入ってくれて、これでリラックス出来るってもんで、出発前から夜が楽しみになっています。
そんな感じで準備をしていると地元の車がやってきて、「どこ行くの?」と尋ねられた。「白滝です」と返事をすると、ニコッと笑顔になって「熊いるから気をつけてな」と気遣ってくれた。
気さくな方だったので、ついでに計画していた入良川の林道について聞いてみた所、「ずっと前に道路が崩落しちゃって歩けるもんじゃない」ですって。やはりこの津梅川が最短ルートになるんだなと改めて納得した次第。
地元の方との話を終えて、準備が出来たので歩き始める。
最初は林道なので当然ながら歩きやすい。体を温める準備運動にちょうど良い。
道中の会話ではお笑いの話が中心となり(珍しく下ネタではないのは、女性であるアンさんに配慮したんだと思う)、ダンソンを踊ってたのはなんて言うコンビだったか名前が出てこない。濁点がついていたような、とか考えながら林道を歩き、最後の堰堤よりも前で「バンビーノだ!」とはんぺんさんが答えを導く。くしゃみが出そうで出ないような不快感から解放されてスッキリした。
まさか、このトークが後の伏線になるとは思いもしなかったけど。
林道の崩落地を通過すると最後の堰堤が見えて、その先が林道の終点。ここからは水に触れる沢歩きとなります。
津梅川はこの林道終点の付近で二俣となり左俣(北東)が大又沢、右俣(南東)は小又沢と名前を変えます。
大又沢には滝があって面白そうだけど、目的の白滝の前に時間を消費してはいけないので最短の小又沢を進みます。
最初は穏やかな沢。ほぼ平坦で歩きやすく何も問題なくサクサク進みます。まったり歩いて45分くらいで明確な二俣が現れて、左のカンカケ沢に進路を取ります。
この沢に入ってしばらく進むと直登は厳しい小滝が現れて、左岸で高巻きます。踏み跡もしっかりしてるし、下りには虎ロープが下がっていました。
この小滝の先はゴルジュっぽい様相になり思うように直進が出来なくなります。滝もしばしば出てきて、高巻きが必要。いずれも虎ロープや踏み跡が明確にあって迷わずに進んでいきます。
追良瀬川に向かう尾根のコルに突き上がる枝沢はそろそろか。GPSで位置を確認しつつ歩いて行くと、枝沢と出合いました。この次の枝沢が本命なのですが地形図では描かれていないトラップがありました。
本命の南にある枝沢はカンカケ沢とは合流しておらず、北の枝沢に入ってからすぐに出合う枯れた沢が南の枝沢でした。
先人のレポートを頭を入れておいて良かった。予習してなければ、カンカケ沢と出合う南の枝沢が無い! とパニックになっていたかも知れません。
この南の枝沢は水が殆ど流れてないので寂しいですが、荒れた登山道のような感じで藪こぎも殆どなく上がっていけるのでとても良い感じです。
ただし登れば登るほどに斜度は増していきますし、ここだけで合計400m弱を登らされる事になるので体力は消耗させられます。
大きなザックを背負ったアンさんは慣れない重さからか息切れが激しい。滝巡りを始めてまだ日は浅いのに凄い熱意。それに、あっきーさん・はんぺんさんのベテランに難なくついていく運動センスに感服です。
標高680m付近で大きな二俣。乗り越すコルまで残り130mくらい残った所で顕著な枝沢は終わって笹藪に入っていく感じになります。
ただし、藪こぎはあまりやりたくないので、谷筋に乗ってあまり笹に触れないように上がって行きました。
残り50mくらいで沢筋の傾斜がきつくなるので左(北)に向けて藪を漕ぎます。濃厚な笹藪を力任せに押し広げていきます。
今一度、沢筋を拾って登り、最後はやはり笹藪の中に突っ込んで無事にコルに到着。一番低い所よりもちょっと上に出ました。
コル周辺は歩きやすいのかと言うと、ここも笹藪で埋まっていて視界は不良。尾根歩きなぞ楽しめる雰囲気ではありません。
さあ、ここから東に進むと白神山地の世界遺産の核心部に入ります。ブナの原生林として後世に受け継がれるべき大切な自然遺産に畏敬の念を持って足を踏み入れます。
黒滝沢へ向けて斜面を下っていきます。15mも下るとすぐに沢筋と出会えて、30mくらい下ると水が流れ始めました。
狭い沢は枝沢と合流する事で水量を増して川幅を少しずつ広げていきます。
そろそろ黒滝かというところで最初のテン場に到着。ここは3m程の小滝があって枝沢と合流している箇所。小さいながらも平坦な河原があるけど、水の流れがうるさくて寝づらそう。大雨降ったら水没しちゃうし、あんまり良くない。
ふと見上げるとちょっとした高台がある。藪があるけど掻き分けて高台を覗くと完全にフラットな大地。先駆者もここでテントを張ったのだろうと思われる。整地する必要はなく、音も静かで、良いスペースです。河原への行き来にちょっとした藪こぎが必要なのが億劫だけど寝るには申し分ない、詰めれば4基は設置出来るでしょう。
さて時間は15時。行動を終えるにはだいぶ早く中途半端な時間になってしまった。でも、このテン場を過ぎると追良瀬川と黒滝沢の出合いまで下りないとテン場適地は見つからないみたい。
日の短い秋、今日の日の入りは16時50分。残り2時間で暗くなると考えると無理は出来ません。黒滝の巻き下りにどれだけ時間が掛かるか分からないので、今日の行動はここで打ち切る事にして重いザックを下ろしました。
テントを設営し、晩御飯をモリモリ食って、まったり雑談をして、寝袋に入ったのは20時くらいかな。普段こんな早く寝る事はないので、久し振りの長時間睡眠となりました。
7:20 林道 歩き始め
8:30 林道終点(大又沢・小又沢の二俣)
9:10 カンカケ沢出合
11:30 コルに向かう枝沢との出合
13:50 コルを乗り越す
15:00 テン場適地
歩行(沿面)距離 8.02km
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10月21日
日の出前に目覚ましで起きて、さっそく朝ご飯の準備をする。寒いのでテント内でお湯を沸かすのだが、ガスバーナーを燃焼させるのは一酸化炭素中毒が怖かった。けど出入り口のチャックを開けてそれなりに空気を取り入れれば問題はなし。バーナーの熱でテント内が暖まるので一石二鳥で心地よい朝食となった。
昨晩の打ち合わせで、今日はまったり行動の予定になる。ガッと行ってババッと写真撮って、ズバッと帰れば一泊二日も可能だろうと考えたけど、今日は朝から快晴なので、太陽の当たるお昼くらいから白滝をどっぷり楽しんで、今晩もテントに泊まっての二泊三日の予定とした。
そんな訳で、テントは撤収せずここに設営したまま身軽な状態で白滝に向かう事となった。熊さん、頼むから荒らさないでねと願いを込める。
日の出をやや過ぎてから行動開始。
予想通り、すぐに黒滝の落ち口。右岸巻きとなっているけど、沢から離れるのは急斜面でちょいと手こずった。グズグズのルンゼに乗って下っていくと黒滝を正面に捉える。
白滝は午後に向かえば良いから時間の余裕はたっぷりある。なので黒滝を十分に満喫する。
カメラを構えた瞬間の、あっきーさんの笑顔は無邪気な少年のそれと同じで、本当に滝が好きなのだなって感心してしまう。二泊して滝を喜んで見に行ってる自分も同じだろうけど。
黒滝を終えて、そのまま下流に向けて歩いていくと徐々に緩く穏やかな流れになりリラックスした歩きとなる。東に進むごとに紅葉の色合いが増していく。昨日のスタートから津梅川の紅葉はまだ見頃ではなくちょっと来るの早かったかなと残念に思ってましたが、ここに来ると紅葉は見頃となっており、素晴らしい眺めを満喫しながらの気持ち良い歩き。
黒滝を終えてから40分で、追良瀬川との出合い。
すぐ先には既に白滝が見えている。遠目からでも大きかろうと分かるような存在感。
時刻は8時40分。まだ滝は影の中にいるはずで、楽屋で準備している状況だ。午後になれば太陽という輝く衣装をまとった白滝と出会えるはず。
滝が見えたのに、一旦背を向けるとは中々残酷ではあるけれどベストな状態で出会いたいので今は我慢ガマン。
変わりに追良瀬川の下流を散策する。五郎三郎の滝まで行けるかと思っていたが、位置を誤っていたみたいで、マス止めの滝(淵)までが時間的に限界だったのは残念だったけど、とにかく、この追良瀬川の上流部の沢歩きはとてつもなく気持ち良い!
マス止めの滝まで距離は2kmちょっとですが、標高差は30〜40mだけで至って平坦な沢が続いている。周りを見頃なブナの紅葉が囲んだ追良瀬川の優しい沢を歩くのは、雲の上を歩いているような浮遊感とマッサージを受けているような気持ち良さがあって最高に贅沢な一時。ここを歩くだけでも山泊する価値があると思えるくらい素晴らしい散策でした。
疲労することのないニコニコ笑顔が零れる追良瀬川の沢下りを1時間10分程の歩きで目的地となるマス止めの滝に到着。滝としては落差が低い(低すぎる)ので迫力は皆無だけど、紅葉の色合いはバッチシで川面が紅葉に反射した金色に輝いていて、それはそれは素晴らしかった。
さて、良い時間になったので追良瀬川を上流に歩いて、黒滝沢との二俣まで戻り、南に進めばすぐに白滝に到着。
横幅広い分岐瀑の下段を体一杯に受け止める。巨大な岩壁を落ちる水の物腰の柔らかさは、田舎のおばあちゃんって感じ。やっぱ実家って落ち着くわ〜、そう自然と寛いじゃうような居心地の良さ。
日が暮れるまで見ていられる事から、別名「日暮らしの滝」と言われているのがよく分かった。
分岐瀑や段瀑の欠点といえば、近付くと滝の全体が分からなくなる事でしょう。この白滝もまさにそれで真下からでは下段しか見えません。
上段を望むなら、対岸の急斜面を上がる必要があります。踏み跡がないので、とりあえず適当に上がっていく。上がる度に全体が見えてくる白滝に興奮。上段は限りなく優雅。おばあちゃんが太極拳をやってるみたいだ。
写真を撮るのは藪との戦い。ちゃんと全景が撮れる所を探して藪を掻き分けてウロウロした。草付きで滑りやすい所や、泥壁の危うい所もあるので、滝を見て興奮してるだけだと滑落する心配があるので油断禁物です。
まったりと滝を見ながらお昼ご飯を食べて、まだまだ時間に余裕があるので、上段の滝下を目指してみる。
滝の右岸側には掴める藪があるので、それを利用するとわりかしスムーズに上段に到着。
目の前に広がる優しすぎる水の流れ。この場所だけは時間の歩みが遅いのではと思えるくらいスローモーションのゆったりとした空間。
「よぐ来たのー、ゆったど休んでけへ」
目を細めたおばあちゃんが迎え入れてくれた。
はんぺんさんがドローンを飛ばしている。動画を撮っているようだ。自分もそれに写っているみたいなので手を振ってアピール。
しかしそれではなんか物足りない。ここで初日の芸人トークが思い出される。そうだ、バンビーノだ。
上段の滝壺で「ダンソン! フィ〜ザキ〜」と思いっきり腕を振り、飛び跳ねる。なんとシュールな絵だろうかと自分で自分を笑ってしまった。
この滝には先人の方々が沢山訪れた事だろう。「この滝が凄い!」の森本さんもその1人。
しかしその中で、ダンソンを踊った方はいただろうか、いーやそんなクレイジーな輩いるはずがない。我々が初であると確信している滝前(更に上段で)ダンソン! 素晴らしい爪痕を残せて良かったと大満足。
そして私は確信をする。この滝前ダンソン!がTikTokやInstagramで席巻する事を。
世の滝好きが数多の滝前でダンソン!してニーブラする動画で溢れかえるのだ。華厳の滝でダンソン! 箕面の滝でダンソン! シュール過ぎて笑えるではないか。
するといつしか疑問が生まれるだろう。何故それが流行ったのか、きっかけは何だったのか? と。その時、思い出して欲しい。全ての始まりは白神山地の白滝でのダンソン!だったのだと(笑)
上段だけに冗談を言ってしまいました、失敬。
で、上段を見ているとこの滝の落ち口に行きたいなとムラムラしてしまった。おばあちゃん家を探検だ。
右岸側からちょっと登ってみるけど、高度感が出てきた辺りで怖くなって滝壺に戻った。
改めて左岸側の藪に取り付いていくと、藪という支点のおかげでグイグイと上がっていけた。後半の掴むものが何もないスラブでは行くか行かないか迷ったけど、滑らないし足がちゃんと乗せられたので慎重に越えて無事に落ち口に着いた。
案の定、落ち口からでは何も見えるわけではないが、滑り落ちる起点が見えたのでとりあえず満足した。
時間は15時。たっぷり3時間は滞在出来た。暗くなる前にテン場に戻るため、お別れの挨拶をする。
「へばね(またね)」
白滝のおばあちゃんから別れの言葉を頂いた。また来たいけど、来れるかな。今度来るときは自分もお爺ちゃんになってるかも知れないね。
6:45 テン場 出発
7:15 黒滝
8:00 出発
8:40 追良瀬川・黒滝沢 出合
9:50 マス止めの滝
10:20 出発
11:50 白滝
15:20 出発
16:45 テン場 到着
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10月22日
今日は曇り。山泊ではガッツリした雨に降られた事はない。雨男だけど、泊まりに関しては晴れまくるので、曇りはちょっと意外だった。
今日は埼玉まで戻る日だし、明日は普通に仕事だから、何とか早くに車に戻らないといけない。
昨日よりも早くに目覚ましをセットするが、腕時計のアラームでは起きられず、はんぺんさんのご飯を準備する音で目が覚めた。
下山は、もと来た道を戻るだけなので、語る事は多くない。
体力も時間にも余裕があれば北にあるカネヤマ沢の大滝を見て、大又沢の滝も見て帰る欲張りコースも考えていたけど、そこまでの余裕は全然ありませんでした。
帰路はキノコがよく見つかった。ナメコ、クリタケ、ヌメリスギタケモドキ、他にもよく分からないキノコがいくつか。気になるものをドシドシ袋に入れていく嬉しい作業。
しかし、重い荷物が更に重くなってしんどかった。嬉しい悲鳴って事にしておきます。
お昼ご飯に賞味期限の長いパンを頬張るが、はんぺんさんがアルファ米を取り出した。水を入れてないのに何故食える?と不思議だったが、朝の時点でお湯を入れておいたとの事。なる程、それならお昼には(冷えてるけど)美味しく食べられる。これなら二日目、三日目の行動食はパンじゃなくても良いので収納がよりコンパクトになれる。勉強になった。
小又沢に入ると失速。キノコによる荷物の重さと、三日間の疲労が現れてくる。ゴルジュの高巻きは虎ロープがあるとは言え、急斜面を登り降りするのは面倒だった。
そのゴルジュを一気に高巻くかのように、左岸の沢床から20〜30m上がった所にはピンクテープがいくつか見つかった。そのまま辿っていけば、もしかしたらゴルジュを一気に抜けられるのかも知れないけれど、実際にはどこに行くのか分からなかったのでピンクテープを追いかけず沢に戻った。
ゴルジュを抜けると優雅な穏やかな沢の流れ。林道に入って平坦な道を進むと車が見えて来てゴール。
いやぁ疲れた。ホッとして荷物を下ろすと50m先に動く黒い物体を確認。二頭の熊が我々から離れるように歩いてました。山中では熊は全く確認しませんでしたが、まさか最後の最後でお目にかかるとは。熊さんの方から遠ざかってくれたのでめちゃ安堵しました。
6:55 テン場 出発
8:00 コルを乗り越す
9:40 カンカケ沢 出合
12:00 小又沢 出合
13:10 林道終点(大又沢・小又沢の二俣)
13:40 林道歩き始め 駐車地 到着
※余談ですが、日の長い7月等に訪問し、装備を軽量で挑めば日帰りも何とかなるかと思います。
4:00 駐車地をヘッドライト装備で出発
9:30 コルを乗り越す
12:00 白滝
13:00 出発
15:30 コルを乗り越す
21:00 ヘッドライト装備で小又沢を下り駐車地に到着
強引ですが達人なら可能なんじゃないかなって思います。おそらくやってくれる人が出てくるだろうと確信してます。しかもこの想定した時間よりも早い時間で下山してくれるでしょう。
早朝から出発できれば午後早めに白滝に到着できると思うので、その日は日暮れまで存分に滝を楽しんで、黒滝沢と追良瀬川の二俣の地点でテン泊。二日目はのんびり下山する一泊二日プランがベストだとは思います。
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