雑魚川
大滝


所在地
長野県山之内町

地理院地図 (←クリックすると国土地理院のHPにて位置を確認できます)
評価(5段階) ★★★★
難易度(5段階) ◆◆
現地へ 志賀高原の北部。国道292号から県道471号へ。雑魚川沿いの林道を進みハイキングコースである奥志賀渓谷コース入口で駐車。徒歩20分程で展望台へ。
訪問日 2017年10月1日
この雑魚川周辺の奥志賀渓谷ハイキングコースには滝が沢山あってグルッと回れてお得感満載。

常布の滝
を終えて、どこに行こうか悩んだ末、このコースに行ってみようと思いました。一番の目的はハーモニカの滝という素敵な名前の滝に惹かれたのですが、まさかこちらの大滝に衝撃を受けるとは思いませんでした。

常布の滝から白根山の国道292号を上がっていく。
平日ですが紅葉の時期なのでなかなか車が沢山走っています。時速20kmでのんびり走る車もいれば、景色見たさに方向指示も出さずに突然停車する車もいる。
軽快に進めず我慢の運転。だから観光地は嫌いです。

イライラしながら耐えて走っていく。この国道は滝への通過で夜間しか走ったことがなかったので、車窓から広がる綺麗な景色には確かに感動しましたけどね。

ハイキングコース入り口にはしっかりとした案内図もあります。それをチェックして、まずは大滝へ向かいます。
よく整備された山道を歩き、20分ほどで滝の展望台に到着。
広い川幅、豊富な水が落ち口から一気に落下。中段滝壺に勢いよく叩き落ちた水が唸るような飛沫を吐き出している。
なんという豪快な姿だ。何というパワーだ。予想外の力に圧倒されて、これは展望するだけでは勿体ない。もっとお近づきになりたいと体が疼きました。

でもそこは崖の上に設けられた展望台。ここからでは下りる術が見つからない。

なんとか下流側からアプローチ出来ないものかと模索を始めます。

いったん登山道の平坦になる地点まで戻って、下流側に進む登山道を歩きます。

ちょっと行くと大きな丸太が横たわっているので、そこから雑魚川の方へ藪を掻き分けて進んでみる。

するとちょうど小ルンゼがあってそれを利用したら雑魚川に下りられました。

(※ 2021年に行かれたtakichotakiさんより連絡頂きました。このルンゼが悪く崩れたのか傾斜が厳しくロープを下ろしたとの事です。これから行かれる方は20m程のロープを持参された方が良いと思います。情報ありがとうございました!)


あとはそのまま左岸脇をやや水に入りながら遡ると滝壺の渕に立てました。

やはり滝は見上げる方が気持ち良い。広い滝壺は波打っています。あまりに広いので飛沫が来ないのではとちょっと心配でしたが、暴れ飛沫は離れた滝壺の縁にも十分に届いています。

白煙のように舞い上がる飛沫のパワーに圧倒されます。中段滝壺はUの形に抉られていて、おそらく水の力でこの形まで掘られたのだろうと想像するとこの雑魚川のパワーには恐れ入ります。

ゾクゾクするほどの飛沫と水の力。大迫力! いやそんなもんじゃ済まない。
孫悟空の言い方を借りて「でぇ〜迫力だ」と改めましょう。

喫茶店でコーヒーを飲みながらボケ〜としていたら、突然に踊る人が目の前に現れて、なんだなんだと思っていたら歌う人や楽器を演奏する人がワラワラと集まってくる、そんなサプライズなフラッシュモブを受けたような気分になりました。
 

丸太を跨いで
右へ

小ルンゼを
下りる

下りた所

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