Data |
住所 |
嬬恋村
(コマタ滝)
(三条の滝)
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評価(5段階) |
★★★(コマタ滝)
★★★★(三条の滝)
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難易度(5段階) |
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現地へ |
嬬恋スキーリゾートの東部。県道112号を北上し、万座川の左岸を進む。60〜90分でコマタ滝。 |
コメント |
嬬恋村最大落差の滝と言われています。最大とか聞くと食指が動いちゃいますよね。
滝マークも水線も地形図には描かれていない滝のようで、調べても所在が掴めなくて半ば諦めていました。
松尾川、キッカケ橋、徒歩2時間、この3つの点を線にするには、自分は頭が足りなかったです。
もういい、俺は先に寝るぞ! と死亡フラグを立たせ諦めて密室の部屋に戻ろうとした矢先、ちさとさんが「謎は全て解けた!」と、じっちゃんの名にかけてこの滝に向かうと言うではないですか。
そんな訳で参加させて頂きました。
県道112号を北上し、仁田沢地区の北にある左カーブの地点に万座川の堰堤に向かう林道があるので右折。1kmほど荒れたダート道を走ると道が二手に別れます。
右に大きく曲がる道は下流の堰堤で終点になるので、ここは直進します。
すると万座川を渡る橋があり(これがキッカケ橋か?)、それを越えて150m程の所で路肩があるのでここに駐車。詰めに詰めて3台が限界でしょうね。ちなみに川を覗くと堰堤が見える場所でした。
歩き始めです。林道を少し進むと大きく右に曲がってますが、そちらに行かず直進です。ここには踏み跡がありました。
目の前に万座川が広がります。最初は松尾川を渡渉。水量少ない時は濡れずに渡れると思います。
あとはもうずっと左岸を進みます。それも全く濡れずに一段上がった(時には二段)平坦で歩きやすい岸上を歩きます。
左岸をと簡単に書きますがこの滝の案内は一切無いです。踏み跡も限り無く薄いです。でも時々見つかるピンクテープと木の杭が不安を消してくれました。
どこを進むのが正しいのか判断に悩む点は多々ありましたが、川には近付かないで平坦を探して進みました。
30分程歩いた中盤には踏み跡が川に向かっていて、その通りに進んでいくと対岸に名無しの滝が流れていました。岸は砂場があったりとよい休憩ポイントになっていますので、存分に一息つきましょう。
この滝を見た場合、来た道を一旦戻って再び岸上に登らないとならないので注意が必要です。
出発からおよそ1時間、ずっと岸上を進んでいって枝沢に出合いました。そして沢の上流を見ると探していたコマタ滝を発見! 真実はいつも一つ! 名推理で導き出したちさとさん、マジ凄いっす。
幅広で美しい水線を描き、多量の飛沫を放出する綺麗な滝です。ちなみにこの滝の前に行くには際どいトラバースをして濡れずに行くか、靴を濡らして沢を登っていくかになります。
コマタ滝が見つかったのなら、この万座川の上流に三条の滝があると確信しました。
さあワトソン君、嬬恋村最大落差の滝に行こうではないか!
コマタの沢を渡渉して今まで同様に万座川左岸の岸上を進んでいくと、7〜8分ほどで強制的に川に戻される。
そのまま川岸沿いを濡れずに歩いていくと前方に崖と白い一筋が確認出来ました。
あれれー? こんな所に滝があるよー?
これが三条の滝だね、コナン君!
力強い一本線が美しい放物線を描いて落下している。その姿はまさしく、しょんべ……、ではなくて弓を張りつめた弦そのもので勇ましい!
このような直瀑は細かい粒子となって落ちてくる為、音は静かで優しい。故に滝の存在を予感出来ず、ただの河原に唐突に現れるのはサプライズ的で嬉しい。
環境も素晴らしい。いつもの木々に覆われた鬱蒼の中にある滝ではなく、幅広の万座川の脇に落ちている開放的な空間で寛いで観賞が可能。立ち位置によって変化する滝の姿も楽しめます。
そして静かな滝は下部で岩肌に当たり豊かな飛沫を噴出しているではないか。これはもうたまらん! ご褒美だ! ありがとうございます!
モロ好みの滝に出会えて、探偵ちさとさんには感謝様々です。どうもお世話になりましたm(__)m
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他写真 |
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訪問日 |
2017/07/02 |