鉾岳の滝

Data 住所 延岡市
評価(5段階) ★★★★
難易度(5段階) ◆◆◆
現地へ 高千穂の東部。国道218号から県道214号を北進。県道の終点となる「鹿川キャンプ場」に駐車し、鬼の目山の登山道を利用。40〜50分で滝前に。
コメント
九州、200mとかの超ビックな滝がある訳ではなけれど、一目見たら忘れられないような特徴的な滝が多い。だから九州は好き。そしてこの滝もその一つ。
一枚岩にしては大きすぎる。こんなの見たことない。デデーンと聳える岩に滝が流れている。
存在感では岩に負けているかな、刺身の脇にあるツマのような添え役になっているように思える。でもそんな岩に割って入って緩やかに落ちてくる様はとても立派。落差も50m以上はあるし(100mはない)見応え抜群です。

普段から水量の少ない滝だけど、前日の大雨のお陰で立派に仕上がっているだろうと予測。
鹿川キャンプ場の駐車場で管理費(200円)をポストに入れて、鬼の目山の登山道を進んでいきます。
滝まで距離は1km、標高差は約400mの登り。結構きつそうな数字が出てますが、整備された道は歩きやすくサクサク進めます。
右手に沢の音が聞こえて来て、その沢を渡ると奥に滝が見えます。
ここで道は二手に別れ、左が滝見新道。もちろん滝を見に行くのでそちらに折れると滝の正面に立てます。ここまでで45分。もうちょっと時間掛かるかなと思っていたので驚き。やはり沢登りとはスピードが全然違いますね。
周囲には巨岩が敷き詰められており真下に行くのは中々に厳しい。東から流れてくる沢の上流を渡って滝の左岸からアプローチしましたが、最後の大岩の下りに一苦労。お助け用のロープを持ってくれば安心出来たんですけど、登山道だし苦労しないだろうと車に置きっぱなしにしてしまいました(前日の雨でロープに水が含んで重くなったので乾かす為に車で干していたのも理由の一つ)。やはり御守り代わりに忍ばせておかなきゃ駄目ですね。
木の根を掴み、岩の裂け目に足を入れて、なんとか滝前に出る。見上げると岩の迫力に圧倒されます。
優雅に流れる滝の姿と、ゴッツイ岩のコラボレーションには感動すること間違いありません。
この岩の上からどんな景色が待っているのか、そのまま山頂に行って確かめたい気もしましたが、次の滝が待っているのでそのまま下山しました。
他写真
訪問日 2016/05/17

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