姥ヶ滝

Data

滝名

姥ヶ滝

落差

76ｍ

所在地

石川県白山市

お勧め度（※五段階）

★★★★

難易度（※五段階）

◆◆

現地へ

白川郷の西部。有料道路「白山スーパー林道」内にある。
道路沿いから全景が見える。駐車場より、滝壺までは徒歩２０分程。

袋田の滝、平湯大滝など、百選の中でもお金を払わないと見れない有料な滝は多々あります。駐車場が有料だったり、エレベーターだトンネルだと金をかすめていきます。
そんな有料滝の中で、この姥ヶ滝は一番「お高い」滝でしょう。
なにせ白山スーパー林道の有料道は3240円かかるのだから（2014年現在）。更に冬季は通行止めだし、夜間は通行禁止だし（ゲート閉門）、バイク駄目だし、敷居が高いったらありゃしません。
それに見合う楽しさがあるかは人それぞれでしょうが、壮大な景色と沢山の滝が有料道の中にはあります。
蛇谷園地駐車場に停めて、階段を下り続けて川が見えたら上流へ。
観光地ですから迷いようがなくおよそ案内のまま進んで20分程で到着出来ます。
目の前には親谷の湯という温泉があり、滝を見ながら入浴出来るようですが、私が訪問した時は温泉が出なくなってしまったようで空っぽになってました。
さて改めて滝を見ます。素晴らしい美しさです。黄色い岩盤に悠々と流れ落ちる水の姿はとても綺麗。見て堪能する滝としてはポイント高いです。
また真下から見上げるのも良いし、親谷の湯から階段を上がってちょっと上から撮影するのもいい。はたまたスーパー林道から遠望で俯瞰するのも周囲の山々と絡めて見れて美しい。良い滝はいくつもの撮影スポットがあるものですよね。
なんて美しい女性なんだ、結婚したい！　そう感動していたら、仲間に「姥だよ」と指摘を受けた。
姥＝おばあちゃん。うーん……。やっぱり結婚はなしで、友達として今後もお付き合いしようと思いました。

幅のある岩肌を、嘗めるかのように水が落ちていく。予測不可能な落ち方に、まったく飽きがこない。
間近で眺めると、岩の大きさ、落ちる水の幅に圧倒されてしまいます。
残念なのは、この有料道路。通行出来る期間が限られている。6月中旬から11月までであり、夜間通行禁止であり、二輪車も不可。思い立ったときに行けないと言うのは辛い。
有料道路内には他にも滝が沢山あるので、姥ヶ滝以外でも楽しめる。

2006年10月、滝周辺の紅葉はまだまだといった所で残念でした。もう一週遅く来れば丁度良かったのかも知れません。紅葉は綺麗な時期が短く、現地の状況が分からないので難しいです。
しかし、滝までの道のりは紅葉１００％で大変美しい景色が見れました。日曜日の訪問で、渋滞が凄かった事と水量が乏しかった事を、紅葉が疲れや失意を吹き飛ばしてくれたのは有り難かったです。

他写真