Data |
住所 |
高知県大川村
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評価(5段階) |
★★★★
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難易度(5段階) |
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現地へ |
高知自動車道「大豊」インターの西部。早明浦ダム沿いの県道17号を走行していると広い駐車スペースと看板が現れる。そこから北面の斜面を望むと小金滝を遠望できる。杉林の登山道を40分ほど登ると滝前に。 |
コメント |
遠望の滝なのに、駐車場はあるし看板あるしトイレもある。
これだけ親切で観光地的な滝なのに、滝前に至る道もあるのに、その案内を一切しないというのも不思議なものです。
県道17号を走行していると分かりやすく広いスペースが出てくるのでそこに駐車。車を下りて山を望むと小金滝が遠望出来ます。あまり水量の多い滝ではないので、遠望の時点でただの崖にしか見えないようであれば諦めようと思ってましたが、水の流れを十分に視認出来たので準備して出発。
トイレから正面を見ると杉林に入っていくコンクリートの階段が見えるはずです。ここを登っていくと小金滝に左岸からアプローチ出来ます。
駐車場から見えるけれど、だいぶ高い位置にある滝までの高低差はおよそ250m。とにかくひたすら登るだけです。 杉林の中を踏み跡とピンクテープを辿っていく簡単なお仕事です。不明瞭なところもなく息を切らしながら、ただ先に見えるピンクテープに向かって足を運んでいきます。
一箇所だけ、二股になっている地点がありました。石垣を越えた所で右にも左にもピンクテープがついていてT字路になっています。どちらか正解か迷って、とりあえず右から大きく回り込むのかと思いそちらに行ったら斜面を下がっていく一方。この方向は間違いだと判断し、元のT字路に戻って左に向かいました。
こちらが正解のようで、およそ40分ほどの山登りで滝前に到着しました。鬱蒼としている杉林からスカンと空が見える空間に突然変化するのが気持ち良い。滝水も見事に落ちている。カッコいいぞ。 しかし、滝前といっても肝心な直瀑はまだ遠い。手前に前衛滝の斜瀑があるからです。 ここを越えなければ直瀑の迫力は肌で感じられない。
というわけで登れそうな斜瀑の左側の溝に向かう。ヌメリがある所もあって、ちと厳しいかと思ったけど、指がしっかり引っかかる凹凸があったのでそれを利用してなんとか斜瀑を越えられました。
やはり滝下は圧巻です。狭く深い滝壺に叩き落ちる直瀑。岩盤の間を切り裂く白布は勇ましい。名前に負けぬ値千金の滝ですよ。
多量という水量ではないからか、飛沫はわりかし穏やか。ビッチョビチョになって写真撮れないかと心配でしたが、結構ゆったりしていられます。雨後の訪問だと勝手が違うと思いますけど、自分的にはちょいど良い飛沫でした。 狭い空間ではありますが、右から左から真下からと滝を堪能。午前中に訪問しましたが、午後に来れば虹とか青空とか見れたのでしょうね。 右岸を見るとなんとなく踏み跡が見えました。もしかしたら右岸には前衛滝の巻き道があるかもしれません。 帰路はただ下りるだけ。およそ20分くらいで駐車場に戻って来れました。
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他写真 |
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訪問日 |
2015/04/27 |