大滝不動(男滝)

Data 住所 甲州市
評価(5段階) ★★★★
難易度(5段階)
現地へ 中央道「勝沼I.C」の北東部。県道38号から大滝不動の案内に沿って進み、前宮の手前にある奥宮の案内に沿って右折し走行すると行き止まりに奥宮がある。
駐車場から不動尊はすぐにあり、滝もすぐに視認できる。
コメント
山梨にある日本三大巨桜の「神代桜」に以前から行きたかったのですが、中々満開のチャンスに恵まれませんでした。
今年も無理かなと諦めていたのですが、豪雨後の快晴って日に平日休みが重なってくれて、アタックチャンス到来。

この大滝不動へ向かうにも最高のタイミング。普段は水量の少ない滝なので豪雨後に出会いたいと思っていたんです。
一石二鳥とは良い言葉です。ウキウキ気分で中央道で山梨入りです。

神代桜は平日の早朝に関わらずカメラマンが一杯。ごっついカメラにレンズに三脚。なんか場違いな気がして落ち着かないけど、無事に快晴で満開の桜が見れました。さて一つのイベントが終わったら、次は滝のイベントです。

豪雨後で水量増と予想できる大滝不動を目指しました。
大滝不動の前宮の手前に奥宮の案内があるので、それに従って右折してウネウネと車で奥へ走っていきます。
およそ4kmくらい走行すると広い駐車場と奥宮の山門が現れて、ここで車を停める。山門を潜り抜けて前滝を見ながら石階段を上ると奥宮と滝が見えます。ここから見る滝姿も素晴らしいですね。

水量が多いと期待したわりには豪瀑と化してなくて残念。もっともっと豊かな水を落としていると想像していたのでちょっと期待はずれです。集水域が少ないのでもう豪雨の水を落としきってしまったかも知れませんね。

とりあえずそんな事にめけず奥宮をやり過ごして後滝を登っていくと滝下に到着。
あら絶景。水量が物足りなくたって素晴らしい事には変わりませんね。いびつな岩盤に打たれながら落ちてくる水の姿、ナイスパフォーマンスです。これは直瀑になるのか、うーん分岐瀑か。ちょうど中間のような存在です。

山門にあった案内を見ると、滝の上流には沼があるようだ。この上に沼が? 地形図には描かれていないし、本当だろうか?

時間は十分にあるし、トレーニングも兼ねて上流を目指してみる事にしました。左岸側のちょっと離れた岩盤はわりかし太い木もあって掴んで登っていけそうだと判断して強引に登っていきます。時には露出した岩壁も出てきたし、ここで滑ったら止まらずに真っ逆さまだなと思える急斜面なので中々緊張しました。

さて降り立った落ち口。はるか彼方に奥宮が見えている。よく登ったものだと自分に感心。

上流の遡行開始。非常に穏やかな沢を遡りましたが、結論としては沼なんて存在しませんでした。水の流れをずっと辿りましたが最終的には枯れてしまいましたから。

滝から離れた上流まで来て戻るのも時間がかかるし、さっきの岩盤を下りるのも怖いので棚横手山の山頂まで登って不動尊まで戻ってきました。途中の林道では滝の遠望も出来たのでこれはこれで収穫ありですね。

お手軽に見れる滝のわりに見事な迫力を感じました。しかし雨があまり降ってない時期に尋ねると水が流れていないかも知れませんね。是非とも豪雨後に行って貰いたい滝です。

他写真
訪問日 2013/04/04

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