真名井の滝



Data 真名井の滝
落差17m
宮崎市西白杵郡高千穂町
現地へ 高千穂渓谷内。国道218号沿いに駐車場があり、徒歩5〜10分。
コメント 美しいと言う言葉がとても似合う滝です。眩しさを感じられる程の綺麗な滝で、ついつい目を細めて見てしまった覚えがあります。
断崖の間に降り注ぐ柔らかな滝。濃い緑の渓谷。穏やかに空間を照らす木洩れ日。どこかのおとぎの国にでも入ったかのような違和感すら覚える。そう思ってしまう程に現実離れした美しさを持っています。
ゆっくりとこの場でくつろぎたいのですが、大変有名な観光スポット(修学旅行生が来るほど)なので、とても賑やかで、さらにこの渓谷を有料ボートが右往左往しているので、落ち着いて見れない。
駐車場もすぐに一杯になってしまい渋滞してしまうので、むしろ離れた駐車場に停めて、歩いたほうが早いかと。

2010年3月
過去2度この滝に訪問してますが、観光客の多さに辟易し(自分も観光客だけど)、撮るもの撮って早々に退散していました。
故にこの渓谷の目玉観光スポットのボートから滝を見上げる事をしていなかったので、今回はそれ目的での再訪です。
いざボートに乗り込み滝下へ。
両岸ともに聳え立つ岩盤が光を遮断し辺りを暗く怖い空間にしてますが、白く優しく落ちる滝がその闇を打ち消しているように感じ、何とも不思議な世界を体感出来た様に思います。
と言いつつも、手漕ぎボートは人生初の体験で思うように進めず、岩壁や他の人のボートに当たったりで苦労しました。ここに来る前に地元で練習してコツを掴んで置けば滝下をもっと満喫出来たでしょうが、ボートの操作に追われて滝・岩盤の姿をいまいち覚えていない結果になってしまいました。
さて冷や汗をたっぷりかいたのでボートを終えて、誰もが「酷い」と口にする落ち口の確認に行きました。
…………、なるほど確かに……。
真名井の滝の上流、潜流瀑である「玉垂の滝」の水が斜面を緩やかに流れ、高千穂峡の岩盤を越える水の姿こそが「真名井の滝」
自然が産んだ二つの滝は美しい。でもその間にコンクリートで池を作って鯉を放ち、滝用の水路を設けてはもう自然とは言えない気がします。
「水が落ちていれば滝」なんて思いたくないですね。
他写真
訪問日 1997/11/10
2002/08/04
2010/03/14

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