Data |
滝名 |
矢研の滝 |
落差 |
73m |
所在地 |
宮崎県都農町
|
お勧め度(※五段階) |
★★★★★ |
難易度(※五段階) |
◆◆◆ |
現地へ |
宮崎市の北部。国道10号より、県道307号へ。沢山の案内で誘導してくれるので非常に分かり易い。尾鈴キャンプ場付近にあり、徒歩20〜30分。 |
コメントA
2016年5月 |
今回の九州の滝巡りでは予定に入れてなかったのだけど、快晴+増水中となれば行きたくなってしまい、予定の滝をキャンセルして赴いてしまった。
広い駐車場に停めて、橋を渡ろうとしたら通行止めの案内が。どうやらその先で崩落があったようで、えらく遠回りするように案内があった。
面倒だったので一旦車に乗ってキャンプ場の駐車場を利用しました。平日で誰もいなかったので停められましたがキャンプ場の繁忙期はそうはいかないと思います。
道は整備されていて歩きやすいし、滑落の恐れがある箇所にはご丁寧にネットを張って防護してある。安全管理がしっかりされ過ぎているので気兼ねなく歩けます。
およそ20分程で滝が見えてきました。素晴らしい水量に気が急く。しかし増水過ぎるのが仇になるとは思いませんでした。滝前に行くには右岸から左岸に渡渉しなければいけないのですが、川の勢いが強すぎる。
以前の訪問時は脛くらいまで水に入っただけで何も緊張せずに渡れたのだけど、今回は尋常じゃないぞ。
迂闊に足を入れると体が持っていかれそうな流れの速さに躊躇するものがあります。どこか安全に渡れるか、ウロウロして、ここなら何とかなりそうだという所で川に踏み込む。太ももの中間辺りまで浸かりながら、なんとか左岸に渡れた。右岸に渡った先は岩場を進むのだけど、ここの岩は非常によく滑るので逸る気持ちを抑えて転倒しないように慎重に進む。
やがて大岩と左岸岩盤の隙間を抜けると広い滝壺が目前に。
いやはやこれは。ここまでとは……
凄いです。暴風波浪注意報発令です。猛烈な飛沫に包まれて長居出来ない。一瞬で服が濡れて体を冷やす。なんじゃこりゃ。増水中の矢研は恐ろしすぎる。これはもう飛沫と言う名の暴力だ。ここは安らげる空間ではない。大切な事なのでもう一度言います。ここは安らげる空間ではないです。
飛沫の快感はマッサージに似ていると思っています。滝によって押すツボが違うので、なんか駄目だと思う飛沫もあれば、気持ち良いツボを押されて「あーそこそこ」と言ってしまいたくなるような快感を得られる滝もある。そんな安らぎと癒やしを求めて滝を巡っているけれど、今回の矢研の滝はヤバすぎでした。
良いツボを指圧してくれる飛沫なのだけど、それがあまりにも強すぎて「ちょっとつらいっす、ギブっす」と言ってしまった。マッサージって難しいものですね。
豪快そして青空で見れたのは嬉しいけれど、増水による渡渉の厳しさと、飛沫の強大さは予想外でした。タイミングが悪かったと言うのが正しいのか何とも言えません。これ以上の水量になると渡渉できず間近に行けなかったと思うのでギリギリの条件だったのは確かです。
基本的に水量の豊富な滝です。滝下に行かれる方は必ず濡れますので覚悟をして挑んで下さいね。
|
コメント@
2006年7月 |
なんとも迫力のある、ゴツゴツした岩が私を見下ろしてきて、圧倒されます。水が迫ってくるような、蹴散らされるような、そんな怖さを感じられる程、威圧感が強いです。
中腹に切り刻まれた跡のような形状、これがそのような感覚を浴びせてくるのでしょうか。とても男らしい、そう思える滝です。
非常に水量が豊富で、水飛沫を膨大に散布してしました。川の水も増量していたので、飛び越えられる岩場も水に浸かってしまっていて、仕方なく靴を脱いで裸足でジャブジャブと近付いていきました。
しかし、あまりにも水飛沫が凄すぎて滝壺の目の前に立つことが出来ませんでした。それほどの迫力にはビックリです。 |
他写真 |
|
訪問日 |
1997/11/10
2006/07/17
2016/05/17
|