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訪問者全てを笑顔にさせる魅惑的な滝である事から「ヒョングリ界のアイドル」と呼ばせて頂きます。 更に言えば、もしも「滝好きが選ぶベスト・ヒョングリ」というコンテストがあったのならば、この滝は間違いなく殿堂入りしているでしょう。 他の滝とは桁違いな跳ね飛び方で、イルカが水上を飛んでいるかのような躍動感。これはもう自然とスタンディングオベーションをしてしまいますよ。
花巻市のHPに掲載される位の知名度の高い滝ですので、案内は明確です。
県道25号を早池峰山を目指して車を走らせていると、左側に看板が出てダート道に誘導されます。 そのまま走行し、大きな右カーブの所で再び案内がありますので、その付近に駐車。 ここから早池峰山の登山道になり、七折の滝はその途中にあります。 登山道は迷いようのない明確な道であり、更に所々で案内を示してくれているので安心して進めます。登り斜面ですけど、急勾配もなく全体的に安全な道程になっています。 一箇所、沢を渡渉する所がありますが、そこにはロープが張ってありますので、慎重に進めば靴が濡れる心配もありません。
渡った所で、岳PAから来る登山道と合流しますので、帰り道に気付かずに真っ直ぐ進んでしまうと車に戻れなくなりますので、その合流地点はよく覚えておきましょう。 終始登りですから息も切れてくるでしょうが、ここまで来ればもう少し。自然と足取りは早くなってしまいますね。
車を降りてから40分程で滝前に到着。右岸は覆い隠すような直立した崖で、色んな角度から見れるという訳ではないですが、真っ正直にハイパフォーマンスなヒョングリが熱演しているのでしばし見惚れてしまいます。 さて一体どのようにヒョングっているのか気になりますので、落ち口を目指します。
早池峰山登山道に戻り、登って行きまして、落ち口と同じ高さになった所から登山道から外れて道無き斜面をトラバースして近付くと難なく上に着地。 折れている姿はカッコ良くも飲み込まれそうで怖い。
もうちょっと近付けるかなと降りて撮影したのが下の写真の地点です。 躍動感がビリビリと伝わってきて興奮。跳ね飛ぶ水が降り懸かってくるので長居は出来なかったですけど、アイドルとガッチリ握手が出来てしばし夢心地でした。
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