七ツ滝
Data | 七ツ滝 落差90m 山形県東田川郡朝日村 |
現地へ | 寒河江市と鶴岡市の中間。国道112号、「月山花形ライン」には乗らず、狭い山道の国道112号沿い。小さな看板があるので見落とさぬように。狭い道にあるが、そこは車が停まれるほどのスペースがある。すぐ目の前に見える。 |
コメント | 私の写真の中では、珍しい紅葉ショットです。 末広がりで落ちる水が、中腹で一つにまとまる。流れの美しさと落ちる迫力が同時に見れ、周囲の景観が更に滝を引き立てとても美しい。 滝壷に降りる道は見当たらず、見下ろす状態。ここ以外で見れるポイントはあるのだろうか? 2007年再訪問。 地形図を見て、ここなら行けるかな? と目星をつけて遥か遠望の滝だった滝壺へ向けて出発しました。 ルートは、展望台から国道に戻るように降り最初の交差点を左折。ダムに向かう道です。 しばらく進むと川を渡ります。その川の先に七ツ滝が落ちています。 橋を渡った所にギリギリ車二台分の駐車スペースがあるので、そこに駐車。 そこから川に向けて藪漕ぎしながら降ります。 あとは遡行です。緩やかな流れで岩場もしっかりしているので長靴でも問題ないと思います。 ちょうど中間地点で5m級の小滝に出会います。ここは左岸(進行方向右)で高巻き。また沢に戻り、岩を乗り越え楽しんでいるといとも簡単に滝壷が現れます。 10〜15分位で到着です。拍子抜けするほど簡単でびっくりしました。 滝壺の前で見上げ二段目を望むと末広がった流れが、一つにまとまって一気に落ちる姿が分かります。迫力からすると今一つですが、飛沫をあげる滝壺はやはり心地よい。人が殆ど訪れない場所なので、木々が野性的に生き生きと伸びているのが見てて飽きない。 しかし、ここでは満足出来ず、二段目を目指しました。 10mほど戻った所に別の沢が合流しており、そこは比較的なだらかなのでその沢を登ります。この辺りかなと目星を付けた所から滝壺を向けて沢を外れます。 この辺りの傾斜は強く、足だけでは立っていられない。木の枝を掴みバランスを保ちつつ、枝から枝へ、掴み換えては体を移動する。枝が折れたり、滑ったりしたら一気に落ちてしまうだろうなんて恐怖を抱きました。 距離は短いのですが、疲労は大きかったです。最初は目算より上部に行ってしまい、再度枝を掴みの横移動をし到達。 僧が修行したという洞窟も、展望からは見えませんが二段目からでははっきりわかります。 感想としては、ミニ滑川大滝。階段状の岩を三本に分岐して緩やかに流れ落ちてくる。飛沫とは無縁ですがワイドなパノラマビジョンの流れを堪能できます。 やはり、滝は間近で感じてこそだと改めて感じました。 |
他写真 | |
訪問日 | 1999/11/06 2005/04/29 2007/09/02 |