地蔵滝




Data 住所 西都市
評価(5段階) ★★★★
難易度(5段階) ◆◆◆◆
現地へ 国道219号から打越川沿いの林道を進む。道は堰堤が見えたところでヘアピンカーブと共に川から離れてしまうので堰堤付近で駐車。そこから遡行で1時間ほどで滝前に。
コメント 打越川沿いの林道は落石が多く、乗り上げて車体を擦ってしまうのも嫌なので(レンタカーだし)、岩をどけて貰いながら進みます。
橋を渡った先辺りから遥か遠くに滝が遠望出来ます。一旦ここで写真を撮る。
堰堤が見えた所に車2・3台止めるスペースがあるのでそこに駐車。
右岸沿いに堰堤を2基越える。特に厳しいわけでもなく、微かに踏み跡があるのでそれを辿って沢床に着地。
ここからとにかく登るだけです。ほとんど変化のないゴーロ帯。岩を越え続けるのみで難所はありません。頭を悩ませる場所もなく、時には流れの中に入ったり、渡渉したり何も考えず進める所を適当に上がっていきます。
ただひたすら登るだけで、景色が変わらないので飽きが来ます。忍耐のゴーロ帯歩きです。
堰堤を越えてからちょうど1時間ほどで滝前に。時間はそれほど経過してませんが物凄く長く感じました。

一つ一つの岩を隙間なく積んだかのような岩盤で、目の当たりにした時は「誰が積んだのか?」と不思議に思いました。
古代文明の滝好きな人々が、ここに岩石をみっちり積み上げて滝を作ったのではないか? なんて想像をしてしまうほどの端正さには驚きました。
断層の岩盤は下部にも続いているせいか滝壺はなく、落ちた水はそのまま岩盤に叩きつけられる為、飛沫を散布しています。
滝前はわりかし開けていて、右側・左側・正面と色んな角度から眺めることが出来ますが、それほどの引いて見れるわけではないので、どこにいても飛沫が来ます。
アートな岩盤に穏やかな飛沫、ここは極上の空間に間違いありません。

この滝の東に、形が似ている「石の元滝」があります。
他写真
訪問日 2009/03/16

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