百間滝
(山之口谷大滝)




Data 住所 西米良村
評価(5段階) ★★★★★
難易度(5段階) ◆◆◆◆◆
現地へ 市房山の東部。
国道265号沿いの「山之口」バス停から橋を渡り、右へ。空きスペースに駐車し、北へ向かう。沢登りで90〜120分。
コメント 落差100mを誇り、天から降り注ぐような迫力です。はっきり言ってデカイです。
開けた空間に怒涛のごとく滝水を落とす。若干の傾斜を持って落ちている為、飛散する飛沫はそれ程に多くない。それ故に真下から堂々と見上げることが出来、とても心地よいです。
水量は豊富、高さは十分、飛沫は程々、空間は開放的で見上げれば青空。良い滝の条件が全て整っている完璧な滝だと思います。

国道265号は広い道で走りやすく快走。「山之口」バス停で橋を渡り、対岸のT字路を右へ。右の道は奥の民家に続く道路であり、ちょっと進むとすぐに民家が現れるので、その付近の空きスペースに駐車。
山之口谷は北にあるので、ここから民家脇を通り過ぎながら仕事道を利用して北上。
5分程も歩けば、山之口谷に出合います。ここで道は二俣に。一つは山へ登って行く道。もう一つは沢へ下りる道。
帰りに分かったことですが、山に登っても上流で沢に出合うので、こちらの方が時間短縮です。
早速、沢登り開始。苔の混じる沢で、適度に傾斜を持ち、岩も適度に大きく、太股に力を入れて登っていきます。最初は変わり映えのないゴーロ帯で、ひたすら同じ景色を見ながらの遡行です。
「途中、沢は伏流となり水が一旦消える」と本には記載されていたのですが、私が訪問時には伏流地帯はありませんでした。
40〜50分遡行した所で、ようやく最初の目印の三条の滝に到着。
ここまでは平凡。ここから山之口谷の怖さが待ってます。
三条の滝から10分程進むと15m程の斜瀑が現れます。
さて本番です。ここからは滝の連続。滝の叩き売り、これでもかと滝が待ち構えています。
屈強の沢屋さんは滝を直登し楽しむようです。私にはそんな技術はありません。
右岸のガレを20m程登り、そのまま右岸を樹木頼りにトラバース。所々木々のない急斜面のトラバースがあり、滑ったら滝壺へ「フリダシに戻る」になってしまいます。その場合、五体満足ではないと思いますが。
緊張感たっぷりの中、足を進めて行きます。15m斜瀑の上にはまたも10m滝。もう一つ15m級の滝が先に見えます。
高巻きトラバースのまま、この3つの滝を右岸から一気に巻けました。
次には釜を持つ10m滝が待ち構えており、右岸は岩壁になってしまい高巻き不可能。
渡渉して左岸から高巻かなければならないのですが、渡渉点が厳しい。
その釜は4.5畳くらいの広さを持つ釜で、深さは2m位あります。釜の出口は下の15m滝の落ち口。
この落ち口の地点を渡渉しなければなりません。左は深い釜。右は滝。釜の渕の尖がった岩に足を乗せてバランス勝負で渡渉。下を見ると足が竦んでしまいそうなので、左岸の岩場しか見ずに落ち口をジャンプで越える。かなり怖かったです。
さて、一息ついて今度は左岸から巻き。樹木があるのでそれを利用して10m滝を小さく巻きます。
続いてもう一つ、10m滝。これも同じように小さく巻き。
さらに比較的なだらかな10m滝。ここで沢に変化が。その先に目をやると樹木や葉で暗かった沢に光明が。
もう目前なのか? そのはやる気持ちで10m滝を無心で登ると到着。
視界を塞ぐものなく、百間滝が威風堂々と落ちていました。
東向きの滝なので、恵まれた青空がとても冴えます。場所を変えると虹も見え、百点満点です。

帰路は滝のデパートの下降を嫌い、右岸から入る枝沢を登り、尾根に逃げ込んで、途中ロープを出しながら植林地帯まで下りて行きました。
もし植林地帯から上がって来れれば、登山靴で滝前に出られるかもしれません。
他写真
訪問日 2009/3/16

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