カグラ滝




Data 住所 新潟県南魚沼市
評価(5段階) ★★★★★
難易度(5段階) ◆◆◆◆◆
現地へ 関越道「大和P.A」の東。
国道291号から県道265号で東に進む。県道の終点まで進み、そこから林道を歩く。徒歩40〜50分。危険を伴う。
コメント 大変素晴らしい滝であること以外、何とも説明し難い滝です。
落差は全体で80mと言われています。斜度は45度位でしょうか。その位の角度の滝はいくら落差があっても穏やかで迫力に欠けるようになりますが、この滝は暴れるように水が流れ落ちてくるので豪快な滝になっています。
そしてこの剥き出しの岩盤が開けた空間を作り、丸裸な滝を見させてくれます。
これが心地よい。日々のストレスや疲労があっさりと昇華してしまう力を持っています。
写真では伝わりづらい滝であり、写真で見るのと実際に姿を見るのとでは極端にギャップを感じる滝です。

しかし、この滝に出会うには困難を強いられます。時間は1時間以内とそれほど長くは無いですが、危険を伴います。
林道を歩き始めると、すぐにカグラ滝を遠望できます。はるか遠くからでもその姿を確認でき、その大きさを把握できます。
20分ほど林道を歩くと、カグラ滝を持つオツルミズ沢と出合います。ちなみにその出合いにはオツル滝という10m程の滝が見えます。沢を遡行するのは大変困難なのでここから林道を離れ高巻き用の道を登る事になります。
沢の左岸に高巻き道があります。その沢を過ぎ10mほど林道を進んだ所に踏み跡と見上げた岩盤の所に「山岳会」のペンキの文字が岩に書かれているので分かると思います。
足だけでは登っていけない急斜面の道です。藪木を掴んで腕力で上がっていく感じで、一気に高度を上げていきます。
体力がかなり消耗されるところで、息切れ激しく汗を拭ってもすぐに噴出してきます。
登り詰めていくとやがて降りる為の鎖があり、ここでようやく一息つきます。
ここからが一番の難所。剥き出しの岩盤をトラバース。しかも下り傾斜。
遥か下にオツルミズ沢がゴルジュの中を流れており、50〜60mは上にいると感じます。物凄い高度感。滑ったら最後、そのまま沢まで転がり落ちてしまう。途端に緊張と恐怖心に包まれ足が思うように動かなくなりました。
バランス勝負。一歩一歩が慎重。有難い事に所々鎖が垂れ下がっていて緊張を解してくれます。それでもそのトラバース全てに鎖が設けられている訳ではないです。むしろ安全を確保されていない所の方が多いです。
この岩盤を抜けるとカグラ滝は目の前。さっきの緊張はあっさりと霧散して、逆に歓喜が飛び込んできます。
正しく癒しの空間。山の雄大さ、滝の豪快さに包まれる極上の空間。
もうこれ以上、言葉では表現できません。とにかく素晴らしい滝なのです。
他写真
訪問日 2008/9/06

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