洒水の滝


一の滝


二の滝

三の滝
Data 滝名 洒水の滝
落差 落差69m(一の滝)
所在地 神奈川県山北町
お勧め度(※五段階) ★★
難易度(※五段階) ◆(一の滝)
◆◆◆◆◆(二の滝)
◆◆◆(三の滝)
現地へ 御殿場の北東部。国道246号沿いに分かりやすく示した看板があるので、そのまま進むと駐車場がある。徒歩5分程度。
コメントA
2015年11月

紅葉を楽しもうと訪問しましたが、あんまり色付かないんですね。これが精一杯なのか、それとも早かったのか、はたまた遅かったのか分かりませんが、もっと色付くのを期待してました。
常緑樹が周囲にあるので、冬も緑を楽しめるのは良いとは思いますけどね。

滝下への通行止めは健在で、今後も滝下へは行けないのでしょう。それに今まで架かっていた橋が無くなっていて安易に近寄れないようになってました。
さて今回は上段を目指します。案内にある二の滝と三の滝です。
落差のある一の滝(69m)を越えた上流に降り立たなければなりません。
右岸、左岸どちらでも越えられるようですが、左岸の方が迷いようがなく、安全に三の滝に行けるようなので、車は洒水の滝駐車場に置いたまま出発。
左岸には鳥手山に向かうように西に伸びている波線で描かれた登山道があります。
まずはそれを利用する為、果樹園の間のコンクリの階段を登って植林地帯に入っていきます。
杭やピンクテープが豊富で進行方向を案内してくれていますが、踏み跡があまりにも多すぎてどれが正しい波線の道なのか迷いつつ斜面を上がります。
一月前に献血をして、ロクに運動しなかった自分には酷な急斜面の山道。息切れが激しく思ったように進めない。それに雨もザーザー降っていてうざったい。
やがて平坦で幅広の山道に出ます。これが地図に描かれている実線の道でしょう。
この道は地図ではすぐ先で行き止まりになっているけれど、整備されてその先まで伸びています。
とっても快適な水平道で息を整えながら気軽に足を運べます。
やがて山道は沢に近付いていき、これまた整った階段を下りると沢に辿り着く。そして上流を見ると三の滝がすぐ先に見えます。あとは左岸に踏み跡と虎ロープがあるので、それをガイドにちょいと進むと滝前に。
三の滝まで案内というのは皆無だけれども、物凄く分かりやすく、かつ安全に来れます。遠回りで良ければ波線の急斜面ではなく実線を辿っても問題ないです。
さて、ここからは気合いを入れてヘルメットを被り、三の滝から下流にある二の滝を目指します。ちなみに二の滝は一の滝のすぐ上にあるので直線距離500mの歩みです。
見渡しても先程のような整備された道は見えないので、楽に歩けるのはここまででしょう。
水の中に入っての沢下り。下りられない滝や深い滝壺が何個か出てきます。序盤は右岸に踏み跡があってパスしていきます。
しかし巻きはなかなか面倒いです。斜面は小石が岩盤の上に堆積してるだけで、乗ると沈んでうまく巻き上がれない。
小石の土の箇所は雨でぬかるんで滑るし(何回も転んだ)、更に大変なのが藪の処理。
簡単に切れるような枝ではなく、ザックや体に絡みついては足を止めさせられる。まあうざい事うざい事。
どれくらいうざいかと言うと、ヤブヤブヤブヤブヤブヤブヤブヤブ WRYYYYYY!!!って感じくらい大変(この表現を理解してくれる方はきっとJOJO好きでしょう)
そして、かなり驚いた出来事が一つ。
自分の胴回りよりも太い木が砂利斜面に横倒しになっていて、良い支えになるとその倒木に手を置き体重を乗せて移動していたら、ゴゴッ! という音と共に倒木が動き始めました。斜面に倒れている木は自分が手を乗せたのをきっかけに滑り始めたんです。
浮き石、朽ち木の折れなど沢にはいくつものハプニングはつきもので、いつも想定しながら進んでいます。
しかしそんな胴回りよりも太い巨木が動くのは初めてでマジビビりです。
とっさに転がりを止めるために木を両手で押し返そうとしました。しかしさすがは巨木。自分の力なんかでは進行を防げない。
脳裏によぎったのは「127時間」という映画。この巨木が自分を押し倒したら身動きが出来なくなるし、こんな場所に誰も来やしない。というか圧死してしまうか。
押し返すのが無理ならもう逃げるっきゃない。手を離して急ぎ足で砂利を下りてバランスを崩して沢の中に倒れ込みました。幸い巨木はほんの1mくらい滑って止まってくれたようです。
起き上がってフラフラしながら安全な所まで歩き一呼吸。左膝の皿が痛い。倒れた時に岩に当たったのだろうか。痛みと恐怖でその場からなかなか動けませんでした。
心身が落ち着いた所で沢下りを再開。ここから先はいつもより慎重になって歩きはとても遅かったです。
後半は左岸に踏み跡があり、相変わらず藪を振り払いつつ進む。やがて見えてきた一の滝の落ち口。最後は左岸の申し訳程度に砂利が乗った急斜面を懸垂下降でピューと下りて終了。
一の滝と違って人の目には殆ど触れない二の滝。崖と木の葉であまり陽がささない暗がりの中で、見事な重低音を生む滑り滝。そんなにまったり出来る空間ではないけれど滝との対峙を楽しみました。
帰路はあの倒木を通過するのは嫌なので、左岸巻きしている最中に小尾根の突端に赤い杭が打たれているのを発見していたので、そこからか細い踏み跡を利用してエスケープ。
ここでも藪は相変わらず面倒だったけど、無事に整備された水平道に戻れました。
波線の急斜面の下りも嫌だったので、実線の道でゆっくり駐車場に戻り、集中力が切れた所で打った膝がジンジンと痛み始めました。

コメント@
2007年12月

一直線に落ちるかと思いきや、最後の最後に捻って落ちる様は、なんとも面白いですね。
水量があるせいなのか、折れ曲がって抵抗がかかっているせいか、他の滝よりも流れが速いように感じます。

2007年、久し振りの訪問。
最近、あまりお気軽滝に行ってなかったので、車を降りてすぐに滝というのはやっぱり楽だなと思いました。
歩いていくと、通行禁止の看板が。法面保護工事の為と書かれてあったけれど、人が進入した後があったので私もそれに倣って柵を越えました。
行く途中、頑丈な階段が崖崩れで潰れていました。なるほど通行禁止になるわけだと思いつつ通過。無事に間近に立ちました。
観光地のこの滝を一人独占するのは珍しい事なので、写真撮りつつのんびりその場で滝を眺めました。聳え立つ垂直の滝水が、一気に捻りを入れて落ちてくる。躍動感のある心地よい空間を満喫させて頂きました。
帰りに観瀑台に寄って写真を撮っていると三脚の袋を滝下に忘れたことに気付いて慌てて戻りました。辺りが暗くなりつつあったのでちょっと怖かったです。

※この滝の名称は「酒水」だと思っていました。しかし、「洒水」という一本線の足らない漢字だと今頃知りました。。
他写真
訪問日 1998/05/14
2007/12/30
2015/11/26

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