明神滝・水尻滝
明神滝
水尻滝
Data | 住所 | 秋田県北秋田市 明神滝 水尻滝 |
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評価(5段階) | ★★★★(明神滝) ★★★★(水尻滝) |
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難易度(5段階) | ◆◆◆◆ | ||||||||
現地へ | 百選「安の滝」の南部。 国道105号から県道308号へ入り、「安の滝」法面に進む。「安の滝」分岐を直進の立又沢沿いの道を進むと、案内が出てくる。 両滝共に1時間程。 |
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コメント | 森吉山の付近にある滝はどれも素晴らしい。百選「安の滝」を筆頭に有名で大きな滝が沢山あります。 この2つの滝もその大きな滝の中に入るのですが、あまり有名ではありません。 しかし、2滝共に堂々たる大きさを誇り、また特徴もしっかりと持っており素晴らしい滝だと思います。 明神滝は顔のようにみえる岩盤がインパクトあり、滝水はミストのように柔らかく落ちてきて優しい滝です。 水尻滝は太い線を作って力強く落ち、衝撃を感じる滝です。 せっかく行かれるのなら両滝とも見るプランを立てた方が良いと思います。 道沿いに分かり易い案内がありますが、その先は道は酷く荒れていて車では困難なので、その周辺に駐車した方が良いです。例えその道を車で進んでも100m程で終点ですので。 以前は橋が架かっていたのでしょうが、崩壊した跡があります。早速沢を渡渉することになります。 道は登山道になっており、その道を辿ると水尻滝・明神滝の分岐を経て、水尻滝で終点となります。 まずは沢沿いを進みます。わりかしに赤テープで案内してくれるのでそれを見つけながら渡渉を繰り返します。 やがて道は沢から離れ右岸の山に登っていきます。 しかし、私はここで赤テープを見失い、登山道入り口が分からなくなり、探すのも面倒なので沢沿いを進み事にしました。 沢靴を履いているので沢の中に入るのもへっちゃら。登山靴であれば岩に滑って登れないと思います。 傾斜はありますが、岩が階段状に積まれているので、特に難しいところもなく良いテンポで登れます。 やがて沢は直進の沢と、右から出会う沢とで2俣になります。水量は同じくらいか右がちょっと少ないか。 右へ行くと明神滝へ。左(直進)へ進むと水尻滝へ。 とりあえず明神滝から行くことに、右の沢に入っていきます。 沢の様子は変わらず、傾斜はあるも段がしっかりあるので殆ど直登です。 1時間くらい遡行したところで明神滝が現れます。増水の影響で水量豊富。多いことは生き生きとした姿が見れるので嬉しいのですが、肝心の顔の岩盤がよく見えない。ここは水量が少ない方が良かった。 手前の5mの小滝を越えるには直登か、左岸の藪を利用して越えるか。 藪は面倒だったので直登。あまりホールドが無かったので手こずりました。 登った空間は背後に余裕が無く飛沫を全身で浴びてしまい寒いくらい。それでも見上げる岩盤の顔のように見える凹凸は迫力満点でした。 さて沢を下り始め、水尻滝へ向けて再度歩き始め。ジャンプするような感じで岩から岩へ着地しながら下りていく。 ふと地形図を見ると沢と沢の間はそれほど傾斜がきつくなさそう。見ても歩けないと言うほどの深い藪がある訳ではない。 下って2俣出合いまで下りるのも良いが、この藪を突っ切ったほうがショートカットだと思い、沢から離れ藪の中へ。 枝を掻き分けたりしますが、悪戦苦闘するほどではないです。途中、ちょっとした大岩を登って全体を把握すると、水尻滝と明神滝が両方見れて迫力満点。やる気が出ます。 藪の中は光が当たらないので暗い空間で、ちょっと怖さを感じますが、枝を掻き分け、持ち上げ、潜ったりと全身運動しながら進むと正面に沢が現れ、見事ショートカットに成功しました。 そこから沢をちょっと遡行しただけで水尻滝が正面に見えました。 ちょうど見えた頃に、雷が鳴り始め怪しい雰囲気。 急ぎ足で進んだのですが間に合わず大雨が降ってきたので、水尻滝はほとんど写真が撮れず仕舞い、満喫できず撤収しました。 本来なら裏見をしたりと楽しみたかったのですが天気には勝てません。非常に残念です。 帰路は見つからなかった登山道を簡単に発見できたので利用しました。登山道は傾斜がきついので、登るのは疲れると思います。 写真撮影・休憩含め4時間弱で車に戻ってきました。 水尻滝は、近くまで登山靴で行けると思いますが、明神滝へは道が無いので沢登りが必須です。 |
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他写真 |
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訪問日 | 2008/7/30 |