芭蕉の滝

Data 住所 静岡県伊豆市
(山道への入り口)
評価(5段階) ★★★★
難易度(5段階) ◆◆◆
現地へ 道の駅「天城越え」の西部。
国道414号より、県道59号に進み、猫越川沿いの道に進む。車止めから徒歩60分。
コメント 普段は水量が少ない滝のようで、その少なさから冬は見事な氷瀑となるので、冬に人気がある滝です。
私は躍動する水の美しさや体一杯に感じる水飛沫だったりが好きなので、止まっている滝にはどうも興味が持てない。
ですので、この冬に人気の滝も水が流れ落ちている時期に行きました。
当日は、前日から続く長雨で合羽を着ての出陣。
当日の天気予報は「雨のち晴れ」だったので午後から挑めば良かったのですが、見たい滝は早朝から見に行ってしまう性格上、雨など関係なく行動していました。
県道59号から一つ目の分岐を川沿いの道を進む。2km程進むとまた分岐点。ここでまた左手に進むとすぐに鍵付きゲートに遮られる。ここには一台分の駐車スペースがあります。
ここから林道をもくもくと歩きます。なだらかで単調な登り。飽きが来る道中です。ここを車で進めればどんなに楽な事やらと思いつつひたすら歩きます。
歩く事50分。やっと目印の「14」というカーブ番号の立て札。その奥には立ち入り禁止のロープが。
どうやら崩落があったようです。そんな事はおかまいなく林道を離れ、ロープを跨ぎ、奥に進みます。たしかに道は荒れていますが進めなくは無い。有難い事にガレている場所にはロープがあったので緊張もせずに進めました。
やがて沢の音が近づいてきて、目の前には大きな滝が柔らかく繊細に落ちていました。時間はピッタリ60分です。
雨が降っていてガスに包まれ幻想的な世界…、というよりもよく見えない。やっぱり失敗したかな、と思いつつガスが晴れるのを願いつつ時を待つ。
耐える事30分位、やっとガスがなくなってきて全景が見えた。岩盤が赤黒く物凄いインパクトがあります。下部の細かい水の流れはレンガの隙間を流れているようで芸術的に美しい。
見に来た甲斐があったなと思いつつ、カッパの中に雨が浸み込んできて体が震え始めたので撤退しました。
安物ではないちゃんとしたカッパを購入しなければならないなぁと思いつつ、暇な林道を歩き続けました。
他写真
訪問日 2008/4/14

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