大倉小滝

Data 名称 大倉小滝
住所 福島県耶麻郡猪苗代町
評価(5段階) ★★★★
難易度(5段階) ◆◆◆◆◆
現地へ 福島市の西部。磐梯スカイライン(有料道路)内の「浄土平レストハウス」から登山道を歩く。片道3〜4時間。
コメント 小滝と言う可愛らしい名前の大きな滝。断崖絶壁の空間に一条の太い滝が流れ落ちる姿は勇ましく幽玄である。
尾瀬の「三条の滝」を目指す行程に似ていて、最初は軽快な木道、その後に登山道、そして最後は急降下。本当に似ているルートですが難易度はこちらの方が高い。
当日の天気は雨。それでも日程を変える程の余裕がないのでカッパを着て出発。
朝方はまだまだ穏やかな雨だったが霧が凄い。前方の世界を消していて、滝を目前にしても見えないのではないだろうかと不安がよぎった。
雨は進むほどに強くなっていく。それでも足は止めず進むが、予想以上の上り下りで体力が減る。
稲荷神社を抜け、進路を谷地平に向かう北に進んでいくと微かではあるが大倉小滝へと進む分岐点がある。テープなどのマーキングがされているので見過ごすことはないと思う。
ここからが本番。およそ200mの急降下です。
まず最初に迎えるのが背丈くらいある笹。先が見えない不安があるけれど、足元をみるとしっかりとした踏み跡があるのでそれを辿る。
笹の群集が終わるとそこからは急降下です。足場はしっかりしているので慎重に進めば問題ないと思いますが、それでも足の置き場所やバランス確保に神経を使います。
やがて大倉川を目前にし、そのまま左岸を川沿いに進みます。
ようやく滝を目前に。雨が降りやはり霧が周辺を包み、見えづらい。しかしお陰で水量が増えた滝水はどこにもぶつからずに滝壷に一気に落下し予想以上の豪快さを感じられました。滝の真下に立ちたいと思いましたが、水の流れが強すぎて見えるところまでで断念。水が穏やかであれば真下にいけるかなと次回の課題を残し背を向ける。
帰りはさらに雨が強くなり、道は川となり、木道は見えなくなり、非常に困難な行程でした。雨が降っておらず、軽快に進めれば時間短縮も出来ただろうと思います。
他写真
訪問日 2007/8/31

HOME日本滝百選全国の滝滝リスト風景写真LINKPROFILEMAIL