宇無ノ川 支流
赤滝



所在地
奈良県十津川村

地理院地図 (←クリックすると国土地理院のHPにて位置を確認できます)
評価(5段階) ★★★★
難易度(5段階) ◆◆◆
現地へ 旭ダム・瀬戸ダムの東部。林道歩き1時間〜1時間30分で到着。
訪問日 2020年11月17日

今回の滝巡り締め括りはコチラ。
お気軽な滝巡りにしては歩く距離は長いです。でも歩くだけで難所はほぼないので装備は特に不要です。

宇無ノ川沿いの林道(と言っても川よりもはるか高い位置にある道路なので川沿いとは言い難い)を進み、左下に向かうダート道へ進みます。
ダートのその先はすぐに車では走れない荒れようになるので、ここから歩き始めとなります。
ここからは、車では無理だけど人が歩くにはなんら問題のない林道をひたすら進むだけです。


歩き始めて数分で、林道の下に滝が見えます。池小屋滝です。


滝の見える手前の斜面を下りていけば滝前に出られますが、急斜面なのでお助け紐(10m)を用意しておけば安心です。

さて池小屋滝を見終えたら元に戻って、宇無ノ川からずっと離れている林道を、深い山々を見ながら歩いていきます。

30分くらい過ぎて、あともう少しかなとGPSで現在位置を確認すると、思ったよりもはるかに遠くて、全然近づいていない事に愕然。

今日は夜には大阪市内まで行ってレンタカーを返さないといけないというタイムリミットがある分、時間には大変デリケートです。

装備が軽い分、サクサク歩けるものの滝が全然見えなくて焦りが出てきました。

それでも中間地点あたりでは、宇無ノ川が近くに見えて水の綺麗さにウットリさせてくれました。林道しか見ていなかった虚しい歩みに華を添えてくれて、テンションはややアップです。


中ノ川の出合滝を過ぎた辺りで既に40〜50分は歩いており、この辺りでようやく2/3まで歩いてきました。
予想以上に遠く、長い。うんざりさせられる。
林道は後半になると荒れ始め、崩落地も出てくる始末。踏み跡はしっかりあるので問題なく通過できますが、それでも慎重に歩まなくてはならず時間を取られます。


時計を見る。大阪までの移動時間などを逆算していくと、あと10分位で着かないとギブアップしようと決めて進みました。
一向に滝の音が聞こえない寂しい林道。まだ着かへんのか、いい加減にせぃと誰かにツッコミを入れながらまだ歩く。

緩やかなカーブ。この先に滝が現れなかったら諦めようかと半ば心が折れかかっていたけれど、そのカーブの先には生き生きとした水の落ちる音が聞こえ、一安心。
池小屋滝からだと1時間掛かりました。もっと早く到着出来るかと思っていたので、非常に辛く感じました。

遥か上方から末広がりに落ちてくる滝。表情豊かで赤みがかった岩盤が印象的。落差は50m以上はあると思います。それが林道に直接落ちているのだから素晴らしい。もしも林道が整備されていて車で行けるようになったらめちゃくちゃお気楽な巨瀑になったでしょう。

崩落地があったりして後半は歩きづらい林道になりましたが、時間に余裕を持って行けば、やや長いハイキングだと思えてとっても良い滝巡りになるかと思います。

11:30 出発
11:45 池小屋滝
12:15 出発
13:15 赤滝 到着

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