鳴瀬川 支流 保野川
色麻大滝






所在地
宮城県色麻町

地理院地図 (←クリックすると国土地理院のHPにて位置を確認できます)
評価(5段階) ★★★★
難易度(5段階)
現地へ 船形山の東部。保野川沿いの林道か、東にある県道147号からも可能。後者の方がダートの距離は短く済むのでお勧め。
訪問日 2020年7月19日
リベンジ達成。いえ、別に難しい訳ではないんですが、去年訪問した時は滝のある谷だけ思いっきり霧が滞留していて全く見えなかったのです。
保野川沿いの長い長いダート道を10km以上も振動されながら走って、ようやく滝に着いたのに谷だけ真っ白。どこに滝があるか全然わからない始末。ほんと、無駄な時間になってしまって凄く悔しかったです。

7月の予定は山梨に行く予定だったのですが、長い梅雨はなかなか明けず、当日の予報もいまいち。
「困ったときの東北」、最近の滝巡りはそればっかりで、元々予定していた滝周辺の天気が悪い場合、いつも東北に逃げていました。
今回もまさにその通りで、宮城は天気が良い感じだったのでこれ幸いと東北道を走りました。

保野川沿いの林道は真っすぐで走りやすそうですが、ダートはとても面倒。東から向かう県道147号からの方がまだダートの距離は短くて済みます。かと言ってこちらも7kmくらいはガタガタと走らないといけないのでしんどい事に変わりはありません。


色麻大滝の案内の看板が出た所で車を駐車。対向車と離合が出来ないほどの狭い林道を走り続けるのは心底疲れた。ちなみに保野川沿いの林道は通行止めになっていました。県道147号からのアプローチを選択して良かった。

車を降りて、ちょっと歩くと観光地らしく柵が現れる。そして目の前には滝が見えているではないか! 昨年は目を凝らしてもどこに存在しているのか分からなかったのに、こんな真正面にいたんですね。霧のバカヤローには心底うんざりさせられる。


遠望は簡単。滝前に至る遊歩道もあるのですが、ほぼ廃道になっていて藪がだいぶうざい。か細い踏み跡を探しながら下っていくと7分程で川に下りられ、滝が見えた。

保野川を渡渉しないと滝前にはいけないので長靴が必要。最悪、靴を脱いで裸足でもなんとかなります。

滝前。見えなかった滝は、太陽の光に照らされて白く輝きを放っています。
パワー! パワー! ごっつい力を感じる逞しい滝。太い水柱が岩盤に当たって爆発を起こす。拡散する姿はあやとりのホウキの形そっくりで面白い。
水の爆発、くり貫かれた丸い滝壺の周囲は飛沫に包まれる。光が射すと虹が描かれる。百点満点の姿じゃないの。


周りは崖に囲まれて広い空間ではないものの、左右正面どこからでも見上げられるのも嬉しい。
近づくほどに感じられる色麻大滝の力を味わっているとダート道の苦労は霧のごとく消え去りました。

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