雨乞の滝



Data 住所 長野県大鹿村
評価(5段階) ★★★★★
難易度(5段階) ◆◆◆◆◆
現地へ 大鹿村の東部、小河内岳の麓。国道152号から県道253号から御所平への林道を進む。小河内沢に入渓し沢登り。3〜4時間で到着。
コメント Coooool!!
この叫びは雨乞の滝を紹介したフタツギさんの表現です。
出会った瞬間に自分もその言葉を叫んでいました。

この滝の褒め言葉で、これ以上の素晴らしい表現はないと思います。あるとすれば“o”の数を自分なりに増減するだけです。
サイッッッコーにCoooooolだよぉぉぉ!!

すいません、また叫んでしまいました。

とてつもなく大きな跳ねが特徴的ですが、その跳ねがなくても十分爽快な滝です。聳える岩盤、幅広の滝水、そして弾ける飛沫、久しぶりにクールな飛沫に当たってとても気持ち良かったです。
滝前は広く、左右・正面、どこからでも滝を眺められる。滝壺は限りなく小さいので真下からこの滝のエナジーを感じられます。感動の条件、その全てが揃ってます。
この滝を前にしたら、きっと貴方も叫ぶでしょう。
Coooooool! とね。

小渋川沿いの県道253号から御所平に向かう林道へ進み終点に車を止めます。キツキツに止めれば6〜8台位は行けるようなスペースがありました。
ここから堰堤に向かう為に手前のY字路を右に。鎖が掛かっているのでそれを跨いで小河内沢に向かいます。
大きな堰堤がある寺沢を跨いで小河内沢に入渓です。ちなみに寺沢の左岸尾根にピンクテープと明確な踏み跡があったので、ここから登山で小日影沢の奥まで行けるようになってます。
小河内谷は岩が黄色く光っていて不思議な感じ。ここの水質がそうさせているのかな? この付近は鉱山で賑やかだったようです。
しばらく進むとF1のご登場。深い釜を持った勢い強い滝です。右岸に巻き道がありロープも垂れています。かっさーさんが滝のすぐ左側の岩壁に取りつきました。よく見るとそこには親切にロープがあって、それを掴むとあまり恐怖心なくF1を越えられました。高巻くのはグッと上がって際どい崖っぷちを通るようなので、この左壁を登った方が時間短縮になると思います。
序盤のゴーロを通り過ぎると巨岩群の登場。岩の間を縫って進んだりと先駆者の記事に書いてありましたが左岸の樹林帯に入って殆どをごっそり巻いてクリア。はんぺんさん曰く、前はこんな風に巻けなかったと言っていたので容易になったのかも知れません。

さて小日影沢との出合(一度、気付かずに通り過ぎていましたが)。雨乞の滝は西向きなので午前中の早くに到着しても逆光ですから、丁度良い時間潰しって事で小日影沢に立ち寄り。沢を遡ること40分程で大滝が登場。予想よりも疲れました。途中に鉱山跡の坑道があってケービングしたくもなりました。
ちなみに小日影沢と小河内沢の出合に選鉱所跡という平坦な場所があるのですが、そこにスズメバチの巣があったという話です。普通に踏み跡のある道にスズメバチの巣が潜んでいるとは恐ろしい。私たちが行った6月はハチはいませんでしたが8〜10月は要注意です。

時間調整にしては予想よりも体力を消耗してしまいましたが小河内沢に戻り、再び遡ります。
ここからはゴーロときどき滝って感じで一番楽しい沢歩き。途中の深い釜を持った小滝では、へつって突破するのですが自分は越えられずにかっさーさんに引っ張って貰っちゃいました。難しいものです。と言っても、へつらずとも巻くことが出来ますけどね。
それが終わると、ゴーロです。ごろごろゴーロです。緩やかな斜面を登っていきます。それほど大岩がある訳ではないので、渡渉したりする事は無く一直線に進める感じくらい優しいゴーロ。
今日も太陽が照っていて日差しをモロに受けながらの行動なので暑い。たまに出てくる木陰で休憩したりしました。
変わらないゴーロの景色に二俣が現れます。ここは左に。右俣に行くと布引の滝があるようですが、片道90分くらい掛かるようなので今回はパスです。
左俣に入って500〜600m行くと再び二俣。ここは右に。すると遠くに滝が見えてきます。
あとはもう滝を目指して進むだけ。今までと同じ優しいゴーロをテクテク歩いていくだけです。
強い太陽に当てられて火照った体を、一気に冷やす飛沫が勢いよく舞っている。50mほど離れた所にいても飛沫を感じられるとは何たるパワー。
滝前に行くのも、緩いゴーロを登っていくだけです。近付くほどに体温を奪っていく飛沫の量が増していきます。
つまり、
Coolから
Coooolになって
Cooooool!!!になる訳です。快感です。

夕方まで粘ればガッツリの虹が見れるかもしれない。その場合はゴーロのどこかで山泊になりますね。実際、道中には焚火跡が何ヵ所か見られたので、泊りで楽しんでいる方もいるのでしょう。
明日は仕事ですから、今日中に埼玉に帰らなければならない自分にはそこまで余裕が無いので、青空が消えて雲が多くなったのを頃合いと見て来た道を戻ります。
歩いてきたゴーロはやはり面白くはない。我慢の歩きです。THE BLUE HEARTSの情熱の薔薇の出だしである「永遠なのか 本当か?」って口ずさんいたほど、永遠に続くかのような長さでした。
それでも後半は、かっさーさんが以前訪問時に歩いた小日影沢の出合付近にある右岸の山道を見つけてくれて、だいぶ楽できました。この山道、真新しいピンクテープが巻かれていたり、ロープが垂れていたりと整備されたばかりのようでした。しかし道としての踏み跡は薄いです。私たちはピンクテープがあったから軽快に歩けましたが、経年劣化で落ちちゃったりしたら道として見つけるのは難しいかもしれません。
かっさーさんが見つけてくれたお蔭で、ゴーロも巨岩群もF1の巻きもなく御所平に戻ってこれました。本当に感謝です。
長い一日でした。疲労しました。でもそれに報いてくれる素晴らしい滝でした。
リニア中央新幹線の南アルプストンネル工事の影響で河川流量が減少されると懸念されている滝です。今後、工事が進めば同じ姿では見れないかも知れません。元気な雨乞の滝が見れて良かった。
願わくばこれからもCoooolな滝で有り続けて欲しいです。

6:00 御所平 出発
6:40 F1
7:50 小日影沢 出合(7:30に到着したが、気付かず通り過ぎてしまいUターンした)
8:30 小日影沢大滝
9:05 出発
9:35 小日影沢 出合
10:40 二俣(左へ進む)
11:45 雨乞の滝
14:00 出発
16:00 小日影沢付近、右岸山道
17:55 御所平 到着

沿面距離 14.85km

他写真
訪問日 2018/06/14

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