小河内谷　右俣大滝

Data

住所

宮﨑県日之影町

評価(５段階）

★★★★★

難易度（５段階）

◆◆

現地へ

高千穂峡の東部。県道237号から県道6号へ。小河内谷沿いの林道を進む、橋の付近で駐車。林道を歩き、谷におりて1～2分遡ると滝前。出発から30分前後。

九州の沢登りを検索しているとヒットしたインヤンさんのブログ。
滝も沢山掲載されているので楽しく拝見していました。
過去の記事をずっと読んでいて、映る画面に思いっきり前のめりになって食いついたのがこの滝でした。
なんとかして行きたいものだけど、そごう谷やら他にも優先すべき滝が沢山あって、やっと今回の滝巡りに予定を入れ込む事が出来ました。
正式な場所は分かってはいないけど、地形図を見る限りこの崖の所にあるはずだと当たりを付けて現地入り。
県道6号は細くうねった道でハンドルを右に左へ忙しい運転。やがて下鶴地区で本流の日之影川を渡ってT字路を右折して千軒平林道を走行。途中からダート道になりますが、わりかしフラットな道。でも自分はレンタカーなので傷付かないように慎重に運転します。
しばらく東進していると小河内谷を渡る橋が現れます。橋の先はすぐに鎖のゲートがあり車両は通行出来ないので、この橋の手前の路肩に車を止めました。
ゲートを跨いで、ここからは歩きですが工事車両が通るダート道ですので軽快な足取り。
橋から標高差で150mほど一気に上がるので、林道の斜度は中々で、昨日の疲労が抜けずすぐに息切れ＆汗ダラダラ状態。
滝近くの大きく右に曲がる地点まで約25分ほど。ここから林道を離れて沢に下ります。道はありませんが小石が積まれた急斜面を慎重に下ります。心配だったらロープ垂らしておくと安全に下りられるし帰りの登りも楽チンです。
沢に着いてちょっと進めば滝の下部が見えてきます。
正直、この場所で合っているのかいまいち確信がなかったので不安な足取りでしたが、この下部の姿が見えてホッとしました。
あとは右俣の沢を飛び石で右岸に渡ったら足を濡らさずに滝前に到着です。
想像通りの巨大さに満足。そして想像以上の広大さに感激。決して多くはない水量（むしろ少ない）ですが、岩肌を撫でて流れる姿はバファリン以上に優しさで出来てます。
下部の末広がりがまた見事。ウェディングドレスを見ているかのような美しさです。
周囲は新緑で彩られているし、滝前も広く寛ぐに申し分ない空間。
集水域の少ない沢ですから基本的に水量は少ないと思います。なのでここには豪雨後に訪れるのが良いです。
アプローチは林道ですし、渡渉はありますが豪雨でも問題無く渡れると思います。
豪雨後の快晴、そして紅葉時期に行けたらどれだけ素晴らしい滝になっているか、想像するとヨダレが出ちゃいますし九州住みの方を羨ましく思います。

感動と癒やしを頂いた滝に感謝を。
そして、この滝をブログで紹介して頂いたインヤンさんに改めて御礼申し上げます。
※その時の記事はコチラ。

他写真