長滝

Data 住所 朝日町
評価(5段階) ★★★★
難易度(5段階) ◆◆◆
現地へ 朝日小川ダムの北東部。相又谷沿いのダートの林道を車で行ける所まで進む。林道を更に徒歩で進み支流を下降すると滝下に。徒歩30〜40分。
コメント 富山在住のおでんさんから教えて頂いた滝です。

高い崖から一本線で水が落ちてくる男気が感じられる素晴らしい滝。飛沫も充実していて夏の暑さで火照った体を一気にクールダウンさせてくれて、更にパワーも貰えます。
いやはや良い滝を教えて頂き感謝です。

もうちょっと簡単に行けるかなと思ったんですけれど、意外と面倒くさかったかな。というか午前中のクロ沢大滝でヘロヘロになってしまったのが大変だった要因ですけれど。

朝日小川ダムの上を横切り、相の又トンネル(真っ暗でビビる)を通過して、相又谷沿いの林道を走行し、崩落地手前で終点になるのでそこで駐車。3台くらいは停められると思います。
ここから先もずっと林道は伸びているのだけど、整備されていないし人がほとんど入らないので草がボーボーで荒れまくりの状況です。
夏真っ盛りのタイミングでの訪問だったので草は伸び放題で林道を埋め尽くしていて掻き分けながら進むのはなかなか億劫です。
堰堤が見えると林道は九十九折りとなり高度を上げていきます。この辺りで長滝の遠望が出来るのでワクワクしてきます。
東に向けて林道を進んで行きますが、近づくと岩壁で長滝が隠れてしまい位置関係が分からなくなります。そのまま何も考えずに進んで行ってしまうと通り過ぎてしまうのでご用心。

林道から相又谷の本流に降り立たないと滝前には行けません。どこからアプローチするか、枝沢が本流の相又谷に流れ込んでいますので、そこが下降ルートとなります。
枝沢を渡る橋が見えたらそれが支流の合図です。その枝沢の先を見てみると堰堤が見えると思います。枝沢の右岸から降りていくのですが、草が密集していてその先が崖なのかなだらかな斜面なのかよく分からない視界に下降するか躊躇うものがありました。でもしゃがんで地面を見てみると一点だけ草があまり生えていない踏み跡が見えました。そこからの急斜面は草を掴みながら下りていくと堰堤の上に立てました。
この堰堤が一番やっかいです。両岸とも崖という中に造られていて容易には下りられません。しかし有り難いことに左岸に虎ロープが下してありました。設置してくれた先人に感謝しながら掴んで下りましたが、足場が不安定な分、腕力勝負になりました。
ここを下りればあとはもう難しいことはありません。枝沢の中を濡れながら歩き、本流の相又谷との出合、そして本流をちょっと遡ると長滝が目の前に。暑さを吹き飛ばす豪快な直瀑。滝下に立つとブワッと飛沫に襲われて最高の気分。白く細かい粒子が止め処なく降り注ぐ滝下は極上の世界。「ア゛〜、気持ちい〜」とアへ顔になっている自分が滝前に居ました。
残念なのは倒木の酷さかなぁ。滝下は倒木で埋め尽くされていてお世辞にも綺麗な環境とは言えないです。滝だけを見るならば素晴らしいの一言ですが、ちょっと離れて全景を写真に収めるとどうしても倒木が入り込んでしまう。岩肌が見れるならばもっと美しい環境であろうと想像するとため息が出てしまう。こればっかりは仕方ないですけどね。

他写真
訪問日 2016/08/05

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