渋沢大滝

Data 住所 檜枝岐村
評価(5段階) ★★★★
難易度(5段階) ◆◆◆◆
現地へ 尾瀬の北部。国道352号の小沢平駐車場で停めて、登山道を南進。渋沢温泉小屋を経て滝に向かう。徒歩2時間ほど。
コメント 百選「三条の滝」の近くにあるものの、なかなか立ち寄る機会を得られず、困り果てていました。
そんな矢先、嫁さんが実家に遊びに行くと言うではないか。
おお、そうかい。じゃあ自分は滝に行ってくるよ。そう言うと「いいんじゃない。でも夕飯までには帰ってきてね」と時間の制限を宣告される。
という訳で慌ただしい1日が始まりました。
尾瀬で面倒なのは高速道路のインターから目的地までかなり離れている事。埼玉から目指すと東北道、関越道、どちらでも行けますが、どちらともに下道を遮二無二走る必要があります。
関越道から向かう方は峠道の運転がかなり面倒になるので、比較的走りやすい東北道を利用して目指します。
そしてアプローチ開始地点である小沢平の駐車場に到着。この時点で早朝5時。もうちょっと早く着きたかったのだけど、やっぱり尾瀬は遠いです。ほぼ徹夜で走ってるので、途中眠くて辛かったし。
5時30分に出発。この小沢平からのアプローチのメリットはアップダウンが少ない事です。三条の滝の起点である御池の駐車場から渋沢大滝に向かうとなると高低差400m程の登り返しが必要になるので体力的にきついです。
この滝だけを目指すなら、小沢平からの方が近いし、楽です。でも複数人で三条の滝を絡めて1日滝巡りするならば、車1台を小沢平に置いて、もう1台で御池から出発し、三条の滝から渋沢大滝を目指し、小沢平に下りて置いといた車で御池に戻るのが、山道は下りだけになるので体力的にも時間的にも余裕が生まれると思います。
ほとんど休憩はなし。止まったのは汗掻いてきてシャツを脱いだときと、携帯を泥の中に落とした時の2回だけ。
しかし、とにかく長い。変化のない樹林帯の景色。右手に沢の音を聞きながら同じような所をずっと歩いているのは結構辛い。
息が切れるのも無視して、とにかく前へ前へ。時間がない、その言葉だけを呟きながら進み、ようやく目印である渋沢温泉小屋に到着。ここって宿泊出来るんですね、知らなかった。
時計を見ると6時50分。あれ、予定としてはこれくらいの時間に到着するつもりだったのだが、これから30分も歩くってマジっすか。
まったくもって悠長にしていられない。やはり無理が有りすぎたかとまだ朝なのに既に嫁さんから怒られている自分の姿を想像し震えてくる。
渋沢温泉小屋を抜けた先の道はやや荒れているものの、迷う心配もなくいい加減にしてくれと思い詰めた頃に、滝に到着。
時間は7時20分。駐車場から110分掛かったんですね。頑張って歩いたけれど、予定では下山を始めている頃合いだ。
焦りはあるものの、呼吸を整えて滝と向き合う。予想では男性的で荒々しい迫力を堪能出来ると思ってました。ところがどっこい優しい滝で女性性に満ち溢れていて包まれている気分。
これは意外ではあった。期待に反してという面では肩すかしを喰らった感じ。癒されるー、と気持ち良いのだけどもなんかしっくり来ない。
滝の見た目と周囲の雰囲気は直瀑。蝶野であったり猪木だったり筋肉質の男性の姿が見える。そんな滝からはビンタを貰って気合いを入れて頂きたいものだ。
そう覚悟していざ対面したら、「お疲れさま」って笑顔で頭を撫でられたら複雑な気持ちになるでしょう。
なんか物足りない、なんか違う。でも優しい飛沫だしカッコいいし綺麗だな。
そう首を捻ったり笑顔になったり、自分の感情がよく分からない状態になりつつも写真を撮っていると簡単に30分が経過してしまう。
これはいかん、もう出発しなければ。
およそ2時間かけてここまで来たのに30分で去るのは何ともやるせない。せめて1時間は居たかった。
帰路もほとんどノンストップ。ツキヨタケという毒キノコの群生を見つけた時は足を止めてしまった。そこにまぎれていたウスヒラタケだけを持ち帰り美味しく頂きました。
駐車場に戻ってきたのは9時40分。目指すはモーカケの滝。もう一つ見たい滝があるから急ぐんだ。
他写真
訪問日 2014/09/14

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