北精進ヶ滝

Data 北精進ヶ滝
落差121m
北杜市
現地へ 韮崎の西部。国道20号より県道612号に入る。しばらく進むと、案内がいくつも出てくるので、そのまま従って行くと駐車場に到着。見落とさぬように気を付ければ、分かり易い。徒歩40〜60分で展望台。滝壺までは90〜120分。
コメント ここに行くまでには、相当の障害があったのを覚えている。道路が土砂崩れにより、先に進めないとの事で、駐車場の遥か手前で通行禁止を食らったからだ。時期を見て、訪れるもまだ封鎖。そんな事を三回続けただろうか。
今では駐車場まで進めるようになり、やっと臨む事が出来た。
滝見台からの遠望しか見れないのが残念だが、大きさは存分に味わえる。奥の直瀑、手前の分岐瀑、景観はとても綺麗。
奥の直瀑を間近に見たくて、道なき所を分け入って進み、手前の滝を超え、更に進んだが、どうしても奥の滝壺までは辿り着けなかった。
今一度、挑戦したいと思っている滝です。

2007年再訪問。mixiで出会ったIchiroさん・金さんとの三人で滝壺へ向かいました。

初めてのオフ会であり、初めての同行の滝見。仲間がいるって暖かいです。常に一人の行動で、寂しさや不安との闘いでもあった単独とは違い、安心して滝壷に向かいました。
結果は無事に滝直下に到着! 念願の直瀑を遂に目前で拝めました。二人に感謝です。
ルートは、展望台のちょっと手前に「立ち入り禁止」の看板があり、そこから沢に降り右岸へ渡渉。あとは少ないマーキングや、か細い踏み後を頼りに登って行きます。
北精進ヶ滝の目前に前衛の5〜10m級の滝があり、ここからは沢靴が必要になります。靴を履き替え、川に入り左岸へ移動。左岸から前衛の滝を高巻くと、大迫力の滝を目前に出来ます。
滝壺がないからか、水音が予想以上に小さい。しかし、滝から生まれる突風と水飛沫は桁違いな勢い。一気に体全体はびしょ濡れになりますが何とも言えず心地よい。表現するには語り尽くせぬほどの滝。この滝を間近で感じてしまったら、他ではもう感動出来なくなるかもと思うほど段違いな滝です。

2009年、再訪問。
今回はmixiのコミュニティ「滝オフ会」と「明るい滝計画」の合同オフで向かいました。
帰り道に話しながら下りていて、足元の確認を疎かになってしまい派手に転倒し足を負傷しました。山道は舐めてはいけないですね。反省しました。

2010年、再訪問。
今回はmixiのコミュニティ「四季折々の滝を巡る旅」で開催された秘瀑ツアーで訪問しました。
一年振りの訪問でしたが驚いた事に滝の形が変わっており、左上の岩盤が剥がれ落ちて滝壺を埋めていました。綺麗だった滝壺周辺の砂浜はなくなり岩で埋め尽くされていたのは残念です。そうは言っても滝の美しさ・迫力は変わりなく、相変らず心躍らせてくれます。
今回は真夏だった事もあり、豪快に真下から滝を浴びてみました。道中の汗や疲労を一気に吹き飛ばしてくれてとても気持ちよかったです。

2010年、秋に再訪問。
行者の滝に向かう寄り道の感覚で遠望地へ行って来ました。以前からこの場所は知っていたものの、林道歩きを強いられる故に躊躇していました。
精進ヶ滝林道のゲートからひたすら歩くだけ。その林道終点から踏み跡や虎ロープを辿っていくと崖っぷちから滝の全景が見れます。ゲート付近に車を停めてからおよそ60分で到着です。
崖っぷちから見下ろす滝姿は新鮮で、まだ残っている紅葉と合わせて素晴らしい景観を堪能しました。
紅葉の終わりかけで、葉が落ちたおかげで滝壺まで見えました。緑豊かな時期に訪れると滝壺は隠れてしまうので、グッドタイミングだったと思います。
絶景に興奮しっぱなしでしたけれど、この崖っぷちはかなり怖く身がすくんでしまうほどです。
北精進ヶ滝を見下ろすという事は130m以上は上にいる訳で、その崖上からは視界が晴れ渡っており、かなりの高度感です。
身を乗り出したい気持ちで一杯ですけれど、遥か彼方に地面が見えているのでたじろいでしまいます。
しかし目がハートになってしまう程に滝の存在の美しさと迫力に魅了されて吸い寄せられてしまう自分がいまして、それを抑圧するのはとっても大変でした。

2012年、冬に再訪問。
冬の遠望写真を見て、是非とも滝下に立ちたいと願っていました。
2010年、夏の秘瀑ツアーと、秋の右岸遠望をした時に、さりげなく冬のアタックの下見をしてまして、これなら行けそうだと当たりをつけていました。
そしてようやく突撃。
精進ヶ滝林道は冬季閉鎖なので、通常の展望台コースに行くのはかなり困難。ですので、北にある冬季でも通行可能の御座石鉱泉まで車を走らせ、そこからゲートを越えて御座石林道を進み、右岸遠望が出来る精進ヶ滝林道の終点を目指しました。それが最短距離になると思います。
さて精進ヶ滝林道の終点から、ガードレールを跨ぎ北北西に伸びる尾根沿いを下降して、よく使う滝壺ルートに合流。前衛滝は右岸の崖をよじ登り見事滝前に。
ちなみに前衛滝を越えるのは左岸にある溝を登っていくのが一般的ですが、右岸の岩壁から流れる枝沢を登って壁沿いに進むと簡単に前衛滝を越えられる事を今回初めて知りました。
滝前は大聖堂のような氷の世界。周りの崖がびっちり凍っている姿には圧巻でした。真下に立ちたいと思いましたが、雷のような轟音を響かせる落氷が頻繁に起こるので、怖くて真下までは近づけませんでした。
※氷瀑LOVEな滝仲間ゴットンさん、車の運転や前衛滝突破など様々な面でお世話になりました。ありがとうございました。
他写真
訪問日 1999/11/22
2004/08/12
2007/06/24
2009/07/12
2010/08/01
2010/11/07
2012/02/11

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